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パリ五輪

【パリ五輪】SGAが死闘となったカナダvsスペイン戦を回想「相手も当然負けたくない。命がけでプレーしてくる」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.08.04

SGAが死闘となったスペインとの一戦を振り返った。(C)Getty Images

SGAが死闘となったスペインとの一戦を振り返った。(C)Getty Images

 現地時間8月3日、予選ラウンド最終日を迎えたパリオリンピックの5人制男子バスケットボール競技。グループCの最終2試合が行なわれ、アメリカが104-83でプエルトリコを、セルビアが96-85で南スーダンをそれぞれ下した。

 この結果によって、準々決勝へ進出する8チームが決定。グループCでは3戦無敗のアメリカ、2勝1敗のセルビア、グループBでは3戦負けなしのドイツ代表、2勝1敗のフランス代表、1勝2敗のブラジル代表が予選ラウンドを突破した。

 そして最大の激戦区と評されたグループAではカナダが無傷の3連勝で抜け出し、1勝2敗のオーストラリアとギリシャも突破。一方でFIBAランキング2位のスペインが予選敗退となった。

 カナダは2日のスペイン戦で相手の猛追に遭うなか、SGAことシェイ・ギルジャス・アレキサンダーが残り2秒にフリースロー2本を決め、88-85で逃げ切りに成功。この日ゲームハイの20得点に3リバウンド、2アシストをマークしたSGAは試合後にこう話していた。
 
「相手は当然、(予選ラウンドで)姿を消したくなかった。命がけでプレーしてくる。試合に入るにあたって僕らはそのことを確信していた。彼らは本当にいいチームだ。彼らはすべてを持ち込んできたよ」

 この試合、カナダはギルジャス・アレキサンダーのほかにアンドリュー・ネムハードが18得点、RJ・バレットが16得点、3アシスト、ディロン・ブルックスが13得点、4リバウンド、3アシスト、ジャマール・マレーが両チーム最多の6アシストをマーク。

 カナダは最大14点リードを手にしたものの、そこからスペインの反撃に遭い、逆転される可能性もあった。だがブルックスは「自分たちのやるべきことをやった。僕らはどこが相手であろうとリードしていても一丸になってハードにプレーするグループ」と自信を口にし、「次の試合に向けても準備し、練習をして新たなバトルに備えていく」と意気込んでいた。

 カナダの次戦は決勝トーナメント初戦、相手はホスト国フランス。このまま悲願の頂点まで駆け上がることができるか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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