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NBA

「ケイトリンはブロニー相手に1点も取れない」元NBA選手のティーグがWNBAのスターを引き合いにレブロン息子を高評価<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.12.30

NBAではほとんど出番がないブロニーだが、Gリーグでは平均2桁得点と徐々に実力を発揮しつつある。(C)Getty Images

NBAではほとんど出番がないブロニーだが、Gリーグでは平均2桁得点と徐々に実力を発揮しつつある。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのブロニー・ジェームズは、偉大な父の下、今季NBAキャリアをスタートさせた。実力より話題性が先行したなかで、Gリーグで徐々に結果を残しつつあり、元NBA選手のジェフ・ティーグ(元アトランタ・ホークスほか)は、WNBAの若き新星よりは上だと主張した。

“キング”ことレブロン・ジェームズを父に持つ20歳のブロニーは、2024年NBAドラフトの2巡目55位でレイカーズから指名を受けると、2巡目ルーキーとしては異例の4年契約を締結。現地10月22日に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズとの開幕戦でNBAデビューを飾り、史上初となる“親子共演”も果たした。

 NBAでは7試合に出場してわずか4得点(平均0.6点)、最長でも5分間のプレータイムにとどまっているブロニー。JJ・レディックHC(ヘッドコーチ)はGリーグで経験を積ませる方針を掲げており、サウスベイ・レイカーズの一員として、当初はホームゲームのみの起用とされていたが、現在はアウェーゲームでもコートに立っており、Gリーグショーケースでは12月28日のクリーブランド・チャージ戦の23得点を含め、2桁得点を3回記録している。

 ブロニーは、Gリーグではここまで7試合に出場して平均13.4点、3.4リバウンド、3.9アシスト、1.1スティールと数字を上げてきた。だが、フィールドゴール成功率36.6%、3ポイント成功率21.2%とシュート精度は低く、ターンオーバーは平均3.1本とミスも多い。
 
 今年11月、昨季WNBAでMVPに輝いたエイジャ・ウィルソン(ラスベガス・エーシズ)が、ニューヨーク・ニックスのジョシュ・ハートと1対1で対戦したら勝てると発言したことが話題となり、以降、WNBAのトップ選手がNBAのスター選手に勝つチャンスがあるかの議論が頻繁に巻き起こっている。

 そんななか、ティーグは自身がホストを務めるポッドキャスト『Club 520 podcast』で、ブロニーはWNBAの新星ケイトリン・クラーク(インディアナ・フィーバー)に1オン1で勝つと主張した。

「ケイトリンはブロニー相手に1点も取れないよ。シュートを打つチャンスさえないかもしれない、彼(ブロニー)は60点差をつけるだろう。20-0で彼女を打ち負かすかもしれない。(ブロニーの弟)ブライス・ジェームズも彼女を20-0で負かすだろう」

 プレースタイルからゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーになぞらえ、「女性版カリー」とも呼ばれるクラーク。2024年のドラフト全体1位指名でWNBA入りすると、40試合で平均19.2点、5.7リバウンド、8.4アシスト、1.3スティールの成績を残し、アシスト王、新人王、オールWNBA1stチーム選出と存在感を示した。

 とはいえ、ティーグは「ブロニーは彼女より10倍運動能力が高い。彼女と比べて何でもできる。もちろん彼女も素晴らしい選手だし、素晴らしい人間だ。とはいえ、男のブロニー相手にアステレィック能力では劣るし、走り勝てない」と、冷静に指摘した。

 男女の違いに加え、ブロニーが191cm・95kg、クラークが183cm・69kgと体格差もあるだけに、『スポーツイラストレイテッド』のグラント・ヤング記者は「ティーグのこの発言は、一部の人を怒らせる予感がする」と懸念していた。

構成●ダンクシュート編集部

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