デンバー・ナゲッツは、現地時間1月15日(日本時間16日、日付は以下同)にホームのボール・アリーナで行なわれたヒューストン・ロケッツ戦で、一度もリードを奪えずに108-128で完敗。ウエスタン・カンファレンス4位の24勝16敗(勝率60.0%)となった。
ジャマール・マレーとクリスチャン・ブラウンが各22得点を残すも、この日はニコラ・ヨキッチ(右ヒジ炎症)とアーロン・ゴードン(右ふくらはぎ)を欠いたことが大きく響く結果に。それでも、ナゲッツは14日のダラス・マーベリックス戦までの10試合で8勝2敗と調子を上げていて、3位のメンフィス・グリズリーズ(26勝15敗/勝率63.4%)と1.5ゲーム差の好位置にいる。
なかでもマブズ戦ではマレーが大当たり。序盤から3ポイントに加え、プルアップジャンパーやミドルポストからワンレッグのフェイダウェイジャンパーを沈めるなど前半だけでフィールドゴール成功率80.0%(12/15)の32得点、最終的にゲームハイの45得点に6アシスト、2スティールの大活躍を見せた。
2020年のプレーオフで2度の50得点をマークしたマレーは、レギュラーシーズンでは2021年2月19日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で自己最高の50得点を奪取。40得点超えは2023年2月4日のアトランタ・ホークス戦(41得点)以来、約2年ぶりのことだった。
マブズ戦の前半を終え、『NBA on TNT』のハーフタムショーではシャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)がマレーについて「俺が保証しよう。君がステップアップして、チャンピオンシップ獲得を助けた時のレベルでプレーすれば、またチャンピオンになれるさ」と語っていた。
2023年のプレーオフ、ナゲッツはヨキッチが平均30.0点(フィールドゴール成功率54.8%)、13.5リバウンド、9.5アシスト、1.05スティール、1.00ブロックの働きでチームを牽引した。
一方のマレーも平均26.1点、5.7リバウンド、7.1アシスト、1.50スティールにフィールドゴール成功率47.3%、3ポイント成功率39.6%(平均3.0本成功)、フリースロー成功率92.6%と、オールスター級のスタッツでスーパーデュオを形成していたことも見逃せない。
マブズ戦後の会場インタビューでシャックのコメントを知らされたマレーは「それは100%間違いないね」と切り出し、こう口にしていた。
「自分のベストなプレーをする必要がある。いいプレーをすることが求められるんだ。今日まで僕のプレーは酷かったし、苦戦していた。好不調の波があったけど、困難を乗り越えたんだ。今日の活躍をポジティブに捉えてやっていくだけ。一喜一憂してはいけない。それは僕だけじゃなく、チームみんながこの調子で、勢いを保っていけるように目を向けている」
今季のマレーはここまで平均19.8点、3.9リバウンド、6.0アシスト、1.5スティールを記録。5シーズンぶりに平均20点を下回っているが、ここからさらに調子を上げていきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
ジャマール・マレーとクリスチャン・ブラウンが各22得点を残すも、この日はニコラ・ヨキッチ(右ヒジ炎症)とアーロン・ゴードン(右ふくらはぎ)を欠いたことが大きく響く結果に。それでも、ナゲッツは14日のダラス・マーベリックス戦までの10試合で8勝2敗と調子を上げていて、3位のメンフィス・グリズリーズ(26勝15敗/勝率63.4%)と1.5ゲーム差の好位置にいる。
なかでもマブズ戦ではマレーが大当たり。序盤から3ポイントに加え、プルアップジャンパーやミドルポストからワンレッグのフェイダウェイジャンパーを沈めるなど前半だけでフィールドゴール成功率80.0%(12/15)の32得点、最終的にゲームハイの45得点に6アシスト、2スティールの大活躍を見せた。
2020年のプレーオフで2度の50得点をマークしたマレーは、レギュラーシーズンでは2021年2月19日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で自己最高の50得点を奪取。40得点超えは2023年2月4日のアトランタ・ホークス戦(41得点)以来、約2年ぶりのことだった。
マブズ戦の前半を終え、『NBA on TNT』のハーフタムショーではシャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)がマレーについて「俺が保証しよう。君がステップアップして、チャンピオンシップ獲得を助けた時のレベルでプレーすれば、またチャンピオンになれるさ」と語っていた。
2023年のプレーオフ、ナゲッツはヨキッチが平均30.0点(フィールドゴール成功率54.8%)、13.5リバウンド、9.5アシスト、1.05スティール、1.00ブロックの働きでチームを牽引した。
一方のマレーも平均26.1点、5.7リバウンド、7.1アシスト、1.50スティールにフィールドゴール成功率47.3%、3ポイント成功率39.6%(平均3.0本成功)、フリースロー成功率92.6%と、オールスター級のスタッツでスーパーデュオを形成していたことも見逃せない。
マブズ戦後の会場インタビューでシャックのコメントを知らされたマレーは「それは100%間違いないね」と切り出し、こう口にしていた。
「自分のベストなプレーをする必要がある。いいプレーをすることが求められるんだ。今日まで僕のプレーは酷かったし、苦戦していた。好不調の波があったけど、困難を乗り越えたんだ。今日の活躍をポジティブに捉えてやっていくだけ。一喜一憂してはいけない。それは僕だけじゃなく、チームみんながこの調子で、勢いを保っていけるように目を向けている」
今季のマレーはここまで平均19.8点、3.9リバウンド、6.0アシスト、1.5スティールを記録。5シーズンぶりに平均20点を下回っているが、ここからさらに調子を上げていきたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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