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NBA

「インディアナは彼がアグレッシブになると強い」元選手がハリバートンに“セルフィッシュなプレー”を要求<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.06.11

ハリバートンはサンダーとのファイナルで平均15.5点、6.5リバウンド、6.0アシストをマークしている。(C)Getty Images

ハリバートンはサンダーとのファイナルで平均15.5点、6.5リバウンド、6.0アシストをマークしている。(C)Getty Images

 インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンは、今年のプレーオフで4度のクラッチシュートを決めたことで、リーグでも屈指のクラッチシューターの1人として認められるようになった。

 もはやその勝負強さに疑いの余地はないが、元NBA選手のジェイ・ウィリアムズは、ハリバートンが試合の重要な場面まで、スコアラーのギアを上げずに“温存”していると指摘している。

 ハリバートンはキャリア2度目となる今年のポストシーズンで18試合に出場し、平均18.8点、5.8リバウンド、9.3アシストを記録。ポイントガードとしてゲームを巧みにコントロールしつつ、勝負所でビッグショットを次々と決め、ペイサーズを25年ぶりのNBAファイナル進出に導いた。

 そんなハリバートンに対しウィリアムズは『ESPN』の番組『Get Up』で、ペイサーズがファイナルでオクラホマシティ・サンダーに勝つためには、試合の最初から“セルフィッシュ”に攻め続ける必要があると語った。

「ハリバートンは試合を締めることはできるが、チャンピオンは意図を持って試合の入りからゲームの流れを作る。単に流れに反応するだけではない。試合の立ち上がりから積極的に得点を狙う必要がある」

 今季、ハリバートンが20得点以上をマークした試合でペイサーズは25勝3敗、プレーオフでは7勝1敗と圧倒的な強さを誇っている(30得点以上では8勝1敗/3勝0敗)。
 
 ファイナル第1戦でハリバートンは14得点と控えめなパフォーマンスだったが、1点を追う第4クォーター残り0.3秒に、逆転ショットを沈めて勝利の原動力となった。ただ、これに関してウィリアムズは“例外”に過ぎないと見ている。

「敵地で1勝したとはいえ、第1戦の決勝シュートがなければ、同じ指摘をされていたはずだ。彼は積極的ではなかった。インディアナは彼がアグレッシブになると強いんだ。パスを回して仲間を使うだけで終わるべきじゃない」

 現に第2戦のハリバートンは、第3クォーターまで5得点にとどまった。最終クォーターの最初の8分間で12得点とスパートをかけたものの、試合の流れを変えるには至らず、チームは107-123で敗れている。

 もっとも、ペイサーズのロスターにはハリバートン以外にも、パスカル・シアカム、マイルズ・ターナー、アーロン・ネスミス、アンドリュー・ネムハード、ベネディクト・マサリンなど、コンスタントに2桁得点を奪える選手が揃っている。

 ただ、前述のデータが示すように、ハリバートンが大量得点をあげれば、それだけペイサーズの勝率が上がるのも事実。25歳の大型司令塔は、スコアラーとしてもっと前に出る時期かもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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