インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンは、今年のプレーオフで4度のクラッチシュートを決めたことで、リーグでも屈指のクラッチシューターの1人として認められるようになった。
もはやその勝負強さに疑いの余地はないが、元NBA選手のジェイ・ウィリアムズは、ハリバートンが試合の重要な場面まで、スコアラーのギアを上げずに“温存”していると指摘している。
ハリバートンはキャリア2度目となる今年のポストシーズンで18試合に出場し、平均18.8点、5.8リバウンド、9.3アシストを記録。ポイントガードとしてゲームを巧みにコントロールしつつ、勝負所でビッグショットを次々と決め、ペイサーズを25年ぶりのNBAファイナル進出に導いた。
そんなハリバートンに対しウィリアムズは『ESPN』の番組『Get Up』で、ペイサーズがファイナルでオクラホマシティ・サンダーに勝つためには、試合の最初から“セルフィッシュ”に攻め続ける必要があると語った。
「ハリバートンは試合を締めることはできるが、チャンピオンは意図を持って試合の入りからゲームの流れを作る。単に流れに反応するだけではない。試合の立ち上がりから積極的に得点を狙う必要がある」
今季、ハリバートンが20得点以上をマークした試合でペイサーズは25勝3敗、プレーオフでは7勝1敗と圧倒的な強さを誇っている(30得点以上では8勝1敗/3勝0敗)。
ファイナル第1戦でハリバートンは14得点と控えめなパフォーマンスだったが、1点を追う第4クォーター残り0.3秒に、逆転ショットを沈めて勝利の原動力となった。ただ、これに関してウィリアムズは“例外”に過ぎないと見ている。
「敵地で1勝したとはいえ、第1戦の決勝シュートがなければ、同じ指摘をされていたはずだ。彼は積極的ではなかった。インディアナは彼がアグレッシブになると強いんだ。パスを回して仲間を使うだけで終わるべきじゃない」
現に第2戦のハリバートンは、第3クォーターまで5得点にとどまった。最終クォーターの最初の8分間で12得点とスパートをかけたものの、試合の流れを変えるには至らず、チームは107-123で敗れている。
もっとも、ペイサーズのロスターにはハリバートン以外にも、パスカル・シアカム、マイルズ・ターナー、アーロン・ネスミス、アンドリュー・ネムハード、ベネディクト・マサリンなど、コンスタントに2桁得点を奪える選手が揃っている。
ただ、前述のデータが示すように、ハリバートンが大量得点をあげれば、それだけペイサーズの勝率が上がるのも事実。25歳の大型司令塔は、スコアラーとしてもっと前に出る時期かもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
「スーパースター」にふさわしい活躍!ハリバートンが今POで4本目、全シリーズで“ラスト5秒以内のクラッチショット”を決める<DUNKSHOOT>
【NBAファイナル】ペイサーズがミラクル逆転劇で先勝!ハリバートンの残り0.3秒決勝弾でサンダーを下す<DUNKSHOOT>
「残り時間がゼロになるまで諦めることはない」。ファイナル初戦で劇的勝利に導いたハリバートン「このグループを誇らしく思う」<DUNKSHOOT>
もはやその勝負強さに疑いの余地はないが、元NBA選手のジェイ・ウィリアムズは、ハリバートンが試合の重要な場面まで、スコアラーのギアを上げずに“温存”していると指摘している。
ハリバートンはキャリア2度目となる今年のポストシーズンで18試合に出場し、平均18.8点、5.8リバウンド、9.3アシストを記録。ポイントガードとしてゲームを巧みにコントロールしつつ、勝負所でビッグショットを次々と決め、ペイサーズを25年ぶりのNBAファイナル進出に導いた。
そんなハリバートンに対しウィリアムズは『ESPN』の番組『Get Up』で、ペイサーズがファイナルでオクラホマシティ・サンダーに勝つためには、試合の最初から“セルフィッシュ”に攻め続ける必要があると語った。
「ハリバートンは試合を締めることはできるが、チャンピオンは意図を持って試合の入りからゲームの流れを作る。単に流れに反応するだけではない。試合の立ち上がりから積極的に得点を狙う必要がある」
今季、ハリバートンが20得点以上をマークした試合でペイサーズは25勝3敗、プレーオフでは7勝1敗と圧倒的な強さを誇っている(30得点以上では8勝1敗/3勝0敗)。
ファイナル第1戦でハリバートンは14得点と控えめなパフォーマンスだったが、1点を追う第4クォーター残り0.3秒に、逆転ショットを沈めて勝利の原動力となった。ただ、これに関してウィリアムズは“例外”に過ぎないと見ている。
「敵地で1勝したとはいえ、第1戦の決勝シュートがなければ、同じ指摘をされていたはずだ。彼は積極的ではなかった。インディアナは彼がアグレッシブになると強いんだ。パスを回して仲間を使うだけで終わるべきじゃない」
現に第2戦のハリバートンは、第3クォーターまで5得点にとどまった。最終クォーターの最初の8分間で12得点とスパートをかけたものの、試合の流れを変えるには至らず、チームは107-123で敗れている。
もっとも、ペイサーズのロスターにはハリバートン以外にも、パスカル・シアカム、マイルズ・ターナー、アーロン・ネスミス、アンドリュー・ネムハード、ベネディクト・マサリンなど、コンスタントに2桁得点を奪える選手が揃っている。
ただ、前述のデータが示すように、ハリバートンが大量得点をあげれば、それだけペイサーズの勝率が上がるのも事実。25歳の大型司令塔は、スコアラーとしてもっと前に出る時期かもしれない。
構成●ダンクシュート編集部
「スーパースター」にふさわしい活躍!ハリバートンが今POで4本目、全シリーズで“ラスト5秒以内のクラッチショット”を決める<DUNKSHOOT>
【NBAファイナル】ペイサーズがミラクル逆転劇で先勝!ハリバートンの残り0.3秒決勝弾でサンダーを下す<DUNKSHOOT>
「残り時間がゼロになるまで諦めることはない」。ファイナル初戦で劇的勝利に導いたハリバートン「このグループを誇らしく思う」<DUNKSHOOT>
関連記事
- 「スーパースター」にふさわしい活躍!ハリバートンが今POで4本目、全シリーズで“ラスト5秒以内のクラッチショット”を決める<DUNKSHOOT>
- 「残り時間がゼロになるまで諦めることはない」。ファイナル初戦で劇的勝利に導いたハリバートン「このグループを誇らしく思う」<DUNKSHOOT>
- 「今年一番重要な試合」ペイサーズの両雄が“25年ぶり”ホーム開催の第3戦へ意気込み「ファンも僕らも楽しみ」<DUNKSHOOT>
- 「コビーは決して車椅子に乗らない」。元レイカーズのスコットが明かす、唯一無二の“不屈の戦士”<DUNKSHOOT>
- グリーン母は息子以上のトラッシュトーカー?「仲間もめちゃくちゃけなすけど、俺のことはもっとボロカスに言うんだ」<DUNKSHOOT>