専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「残り時間がゼロになるまで諦めることはない」。ファイナル初戦で劇的勝利に導いたハリバートン「このグループを誇らしく思う」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.06.06

残り0.3秒の逆転劇でペイサーズが白星発進。決勝弾のハリバートン(左)と38点を奪いながら敗れたSGA(右)の明暗が分かれた。(C)Getty Images

残り0.3秒の逆転劇でペイサーズが白星発進。決勝弾のハリバートン(左)と38点を奪いながら敗れたSGA(右)の明暗が分かれた。(C)Getty Images

 現地時間6月5日(日本時間6日)、今季のチャンピオンを決定する頂上決戦「NBAファイナル2025」がスタート。インディアナ・ペイサーズが敵地ペイコム・センターでオクラホマシティ・サンダーとの第1戦に臨み、111-110と1点差で勝ち切った。

 試合はホームのサンダーが大部分にわたってリードを保持。今季のMVPで得点王のシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)がファイナルのデビュー戦史上3位となる38得点に3スティールを奪い、ジェイレン・ウィリアムズが17得点、6アシスト、5本の3ポイントを決めたルージェンツ・ドートが15得点、4リバウンド、4スティール、2ブロック、アレックス・カルーソが11得点、6リバウンド、3スティール、2ブロックを記録した。

 サンダーは前半にペイサーズから19本、試合全体で24本のターンオーバーを誘発することに成功。自慢の攻撃的なディフェンスが牙を剥き、相手のミスから数多くのチャンスを得たものの、そこからの得点は11にとどまった。

 一方のペイサーズは試合の大部分で劣勢のなか、粘り強く戦った。スローインでウィリアムズにスティールされ、そのままダンクを浴びた第4クォーター残り9分42秒時点でこの日最大の15点差(79-94)。

 それでもアンドリュー・ネムハードの3点プレー、オビ・トッピンとマイルズ・ターナーの長距離砲などで猛追。サンダーの守備で崩れる場面も多々あったが、チーム全体でポゼッションをつなぎ、3ポイントが要所で決まった。
 
 そして1点を追う展開で迎えた最後の場面。ネムハードがSGA相手に好守を見せてミスショットへつなげると、タイリース・ハリバートンが残り0.3秒に右ウイングからプルアップジャンパーを突き刺して劇的な勝利で締めくくった。

 これまで何度も「僕らはしぶといグループ」と話してきたハリバートンは、ターンオーバーが多発しても決して下を向くことはなかった。

「あらゆる数字に視線を向けようとも、それが勝利する秘訣になるわけじゃない。僕らはターンオーバーをたくさんしてはいけない。(でもその分)ギャップを埋めるためにリバウンドなどでカバーしないといけないんだ」

 ペイサーズはリバウンド数で56対39とサンダーを圧倒。3ポイントはトッピンの5本を筆頭にチーム全体で成功率46.2%(18/39)と高確率で決めたほか、サンダーのフィールドゴール成功率を39.8%(39/98)に抑える好守も光った。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号

  • soccer_digest

    6月10日(火)発売!

    定価:800円 (税込)
  • world_soccer_digest

    2025年6月5日(木)発売!

    定価:980円 (税込)
  • smash

    好評販売中!

    定価:800円 (税込)
  • dunkshot

    好評発売中!

    定価:1100円 (税込)
  • slugger

    5月23日(金)発売!

    定価:1100円 (税込)