報復死球直後に起きた振る舞いの新事実が明らかになった。
7月28日、NHK「クローズアップ現代」で大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)の二刀流復活劇が放送された。3年連続のホームラン王を視界に捉えながら、663日ぶりにマウンド復帰を果たした舞台裏を球団GMや同僚らの証言から徹底分析。そのなかで6月サンディエゴ・パドレスとのシリーズ戦で死球を受けた大谷が敵軍に放った"ある言葉"が公開された。
【動画】「出てこなくていい!」死球直後、大谷翔平が両軍をなだめた大人の対応の一部始終(別角度あり)
去る6月19日(現地時間)、ドジャー・スタジアムで行なわれた宿敵との終盤戦で球場が騒然となる事件が起きた。
9回表、パドレスの主砲フェルナンド・タティースJr.が手首付近に死球を受けて悶絶。これにパドレスのマイク・シルト監督が激怒して飛び出すと、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も反応して詰め寄り、ベンチから両軍の選手たちが一斉に出てきて乱闘騒ぎに発展した。球審から「警告試合」が忠告され、両チームの指揮官が退場する異様な事態となった。
だが事件は、これだけで終わらなかった。その裏、今度は大谷がパドレスの守護神ロベルト・スアレスの球速100マイル(約160キロ)の剛速球を右脇腹付近に受けた。自軍スターに向けた報復死球とみられても仕方がない場面にドジャースベンチは怒り心頭。ドジャース戦士たちがベンチのフェンスを越えようとした...その時だった。
死球を受けた直後、大谷は左手を挙げてチームメイトらをなだめた。痛みで顔を歪めながらも、大谷はすぐに「誰も出て来なくていい!僕は大丈夫だから」というようなジェスチャーをベンチに向かって示した。一触即発の状況のなか、ドジャースの背番号17は再び乱闘が起きないよう自軍ベンチをなだめてから一塁へ歩いた。
すでに警告試合が告げられていたため、スアレスは退場処分に。その間に大谷は試合が中断している間、パドレスのベンチの方へ笑顔で歩み寄り、ロサンゼルス・エンジェルス時代の同僚ホセ・イグレシアスと何かを話すシーンがあった。塁上では相手一塁手のルイス・アラエズと握手して談笑するシーンが中継局のカメラに抜かれた。
大谷の一連の振る舞いは日米ファンを中心に称賛で溢れ、ネットやSNSを中心に動画が拡散。韓国や中国といったアジアだけでなく、野球不毛の地である英国『BBC』でも取り上げられるほど大きな話題となった。
7月28日、NHK「クローズアップ現代」で大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)の二刀流復活劇が放送された。3年連続のホームラン王を視界に捉えながら、663日ぶりにマウンド復帰を果たした舞台裏を球団GMや同僚らの証言から徹底分析。そのなかで6月サンディエゴ・パドレスとのシリーズ戦で死球を受けた大谷が敵軍に放った"ある言葉"が公開された。
【動画】「出てこなくていい!」死球直後、大谷翔平が両軍をなだめた大人の対応の一部始終(別角度あり)
去る6月19日(現地時間)、ドジャー・スタジアムで行なわれた宿敵との終盤戦で球場が騒然となる事件が起きた。
9回表、パドレスの主砲フェルナンド・タティースJr.が手首付近に死球を受けて悶絶。これにパドレスのマイク・シルト監督が激怒して飛び出すと、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も反応して詰め寄り、ベンチから両軍の選手たちが一斉に出てきて乱闘騒ぎに発展した。球審から「警告試合」が忠告され、両チームの指揮官が退場する異様な事態となった。
だが事件は、これだけで終わらなかった。その裏、今度は大谷がパドレスの守護神ロベルト・スアレスの球速100マイル(約160キロ)の剛速球を右脇腹付近に受けた。自軍スターに向けた報復死球とみられても仕方がない場面にドジャースベンチは怒り心頭。ドジャース戦士たちがベンチのフェンスを越えようとした...その時だった。
死球を受けた直後、大谷は左手を挙げてチームメイトらをなだめた。痛みで顔を歪めながらも、大谷はすぐに「誰も出て来なくていい!僕は大丈夫だから」というようなジェスチャーをベンチに向かって示した。一触即発の状況のなか、ドジャースの背番号17は再び乱闘が起きないよう自軍ベンチをなだめてから一塁へ歩いた。
すでに警告試合が告げられていたため、スアレスは退場処分に。その間に大谷は試合が中断している間、パドレスのベンチの方へ笑顔で歩み寄り、ロサンゼルス・エンジェルス時代の同僚ホセ・イグレシアスと何かを話すシーンがあった。塁上では相手一塁手のルイス・アラエズと握手して談笑するシーンが中継局のカメラに抜かれた。
大谷の一連の振る舞いは日米ファンを中心に称賛で溢れ、ネットやSNSを中心に動画が拡散。韓国や中国といったアジアだけでなく、野球不毛の地である英国『BBC』でも取り上げられるほど大きな話題となった。