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「信じ続けることが、我々の最善策」不振のベッツにロバーツ監督が明言! 1番・2番固定の真意と“打順変更なし”の理由とは?

THE DIGEST編集部

2025.08.06

深刻な不振に苦しんでいるベッツ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツが、深刻な不振に苦しんでいる。今季ここまで103試合に出場し、11本塁打、48打点、打率.231、出塁率.302、OPSは.657と、本来の実力からは程遠い成績となっている。

 現地5日、地元メディア『Dodger Blue』によると、デーブ・ロバーツ監督は不振のベッツを7月に1番打者に起用した。不振脱却を期待したが、10試合で打率.190と結果が出ず、再び2番打者に戻されたという。
 
 ロバーツ監督は、マックス・マンシーの復帰に合わせてベッツの打順を下げることも検討していたが、同メディアによれば「ベッツの打順を下位に下げるつもりはない」と明言。「彼を信じ続けることが、我々の最善策だ。1番か2番で起用し続ける」と、強い信頼を口にした。

「"ベッツの打順を下位に下げるべき"という声もあるが、彼は一流の選手だ。ただ長いスランプに陥っているだけで、必ず抜け出してくれると信じている。ドジャースのベストな布陣を考えたとき、彼が上位にいる状態こそが最良だ」と話し、復調への期待を隠さなかった。

 また、ウィル・スミスやマンシーら代案もあるが、ロバーツ監督は「スミスは毎試合出場していないし、現時点ではより良い選択肢がない」と断言。現状ではベッツの起用が最善との判断を示している。

 ドジャースがワールドシリーズ連覇を目指すうえで、ベッツの復調は不可欠だろう。チームと監督からの絶大な信頼を背に、ベッツが本来の打撃を取り戻せるかに注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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