初回の第1打席に立った大谷翔平は、元巨人(2015~17年)で相手先発のマイルズ・マイコラスと対戦。カウント1-2からの直球(約152キロ)を捉え、右中間へ5試合連続安打となる二塁打を放った。その後、大谷は2番ムーキー・ベッツの遊ゴロで三塁へ進み、フレディ・フリーマンの中犠飛で本塁に生還。先制点を挙げた。
2-2の2回、1死一・二塁で迎えた第2打席では、カウント2-1からのチェンジアップを打ち返すも、遊ゴロ併殺に倒れた。5-2とリードした4回の第3打席では、2番手右腕マット・スバンソンの前に空振り三振。さらに、5-3とリードする7回先頭の第4打席では四球を選んで出塁し、続くベッツの初球で今季16個目の盗塁を決めた。
6点リードの8回、先頭で迎えた第5打席では、5番手アンドレ・グラニーヨが投じたスライダーを捉え、三塁方向へ内野安打を放った。
投げてはドジャースの先発エメット・シーハンが5回まで(76球)を投げて、被安打4、1被本塁打、5奪三振、1与四球、2失点(自責0)の内容だった。2点リードの2回2死一塁の場面では、7番ノーラン・ゴーマンに右翼スタンドへ2ラン本塁打を浴びたものの、その他のイニングでは得点を許さず、安定したピッチングを見せた。
大谷は現在38本塁打を記録しており、ナ・リーグ本塁打ランキングでは、40本でトップのカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)に2本差の2位につけている。この日は快音こそ響かなかったが、マルチ安打を放ちMLB通算1000安打まで残り1本に迫った。次戦での活躍にも注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷翔平が第一打席に元巨人・マイコラスから放った二塁打&今季16個目の盗塁シーン