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「ドジャースは好きじゃない」と聞いた新守護神ミラー、パドレス加入で“宿敵対決”への覚悟と興奮を語る

THE DIGEST編集部

2025.08.07

パドレス加入後、初セーブを挙げたミラー。(C)Getty Images

 7月31日のトレード期限に、サンディエゴ・パドレスはブルペン強化の切り札として、アスレティックスから26歳の右腕メイソン・ミラーを獲得した。2023年にオークランド・アスレティックス(現アスレティックス)でメジャーデビューを果たした逸材が、ポストシーズン進出を目指すチームに加わった。

 ミラーは24年に55試合に登板し、28セーブ、防御率2.49の成績を残した。今季もアスレティックスで38試合に登板し、20セーブ、防御率3.76を記録している。パドレスのブルペンに加わることで、終盤の安定感がさらに増し、勝利への貢献が期待されている。
 
 地元メディア『Dodger Blue』によると、ミラーはポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演した際、「ドジャースのことは基本的に好きじゃない」と加入後、すぐにチームメイトから言われたことを明かした。また、「これほど熱狂的なライバル関係は初めてで、とても興奮している。大観衆の前でプレーするのは自分にとって大きな経験になる」と話し、新天地でのドジャース戦に強い意気込みを見せた。

 現在、ナショナル・リーグ西地区で2位につけるパドレスは、首位ロサンゼルス・ドジャースと2.0ゲーム差。勝負の分かれ目となる直接対決は、8月15日(日本時間16日)からドジャー・スタジアムで3連戦、翌週22日からはペトコ・パークで3連戦が控えている。

 ミラーがこの重要な局面でどのような働きを見せるか注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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