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「大谷翔平は最高の投手」米識者が主張する偉才の圧倒的スキル「どれだけ彼が優れているか、みんな忘れている」

THE DIGEST編集部

2025.08.10

大谷はカーディナルス戦で4回1失点8奪三振の好投だった。(C)Getty Images

大谷はカーディナルス戦で4回1失点8奪三振の好投だった。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が現地8月6日に本拠地で行なわれたセントルイス・カーディナルス戦に1番・投手兼指名打者として先発出場した。投げては今季最長の4回を2安打1失点、無四球8奪三振の好投。打っては3回に一時逆転となる39号2ランホームランを放ち日本人史上3人目となるメジャー通算1000安打を達成するなど、今季8度目の二刀流デーは投打で圧倒的な成績を残した。

 二刀流プレーヤーとしての凄みを改めて示した大谷。なかでも圧巻だった投球術は米識者から称賛のコメントが届いている。メジャー投手の投球分析エキスパートとして「ピッチング・ニンジャ」の愛称で周知されているロブ・フリードマン氏は米ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演。大谷の底知れないパフォーマンスを力説している。
 
 フリードマン氏は司会者から大谷の投手としての能力について質問されると「オオタニのことなら90分でも話せるよ」と答え、「オオタニは球速を上げ、101~102マイル(約164キロ)を投げている。彼のスイーパーは横の動きは少し減ったかもしれないが、その分スピードが増している。まさに常識外れだ。(縦の)スライダーも非常に良く、テーブルから落ちるような鋭い動きに驚いて目を見開いたよ」と絶賛の言葉を惜しまなかった。

 司会者が「オオタニがまた怪我(※昨年のワールドシリーズで左肩を亜脱臼)をするのではないかという懸念から、投手としての起用を控えるべきという意見がある」と言及すると、フリードマン氏は「何を言っているんだ?」と言わんばかりに首を横に振り、「オオタニが投手として、どれだけ優れているかをみんな忘れているようだ。彼はドジャースのなかで最高の投手のひとりだ」と強調した。

 同氏はさらに、「オオタニがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表のクローザーとして試合を締めくくったように、ドジャースでもワールドシリーズで世界一を決める場面で登板したら、野球界にとって劇的な瞬間になるだろう」とコメント。2023年のWBCで世界中の野球ファンを大興奮させた伝説の名場面を引き合いに興味深い展望を口にした。

 二刀流の完全復活が間近に迫っている大谷。注目の次回登板予定は13日(日本時間14日)のロサンゼルス・エンジェルス戦で、復帰後初となる5イニング到達も視野に入れている。

構成●THE DIGEST編集部

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