現地８月14日（日本時間15日）、ボルティモア・オリオールズの菅野智之が本拠地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に先発登板した。今季23試合目のマウンドで、メジャー１年目にして節目となる10勝目を挙げた。

　立ち上がりは、初回１死から２番ジョシュ・ネイラーに右翼線へのヒットを許すも、右翼手ジェレマイア・ジャクソンの好返球で二塁を狙ったネイラーを刺殺。続く打者に死球を与えたが、４番ホーヘイ・ポランコを二ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。３回、４回は危なげなく三者凡退に抑えるなど、終始安定感のある投球を見せた。
  　打線は菅野の力投に応えるように、４回裏に３点を先制し、５回裏にも２点を追加して５対０とリードを広げる。菅野は６回１死一塁の場面で雨による中断を挟み、81球でマウンドを降りた。この日の投球内容は、５回1/3を投げ、被安打３、奪三振２、与四球１、失点１。防御率を4.13とした。

　試合はオリオールズが５対３で勝利。メジャー１年目で二桁勝利を達成した日本人投手は史上10人目の快挙となった。

　この偉業に対し、SNS上ではファンから「まだまだ勝てるぞぉ」「これぞまさに宝石」「オリオーズで10勝は本当にすごい」「変化球がキレッキレ」「唯一光っているベテランルーキー」「さすがとしか言えない」「ホントに嬉しい」など、称賛の声が多数寄せられた。

構成●THE DIGEST編集部

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