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体調不良の大谷翔平がマルチ安打で孤軍奮闘もドジャースは痛い2連敗…拙攻10残塁で完封負け

THE DIGEST編集部

2025.09.04

大谷は2戦連続マルチ安打を記録したがドジャースは敗れた。(C)Getty Images

 現地9月3日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でのピッツバーグ・パイレーツ戦に0対3で完封負け。痛恨のカード2連敗となったが2位のサンディエゴ・パドレスが敗れたため、地区優勝マジックはひとつ減り「20」になった。
 
 この日は投手として先発予定だった大谷翔平は風邪による体調不良のため登板を回避。万全とはいえない体調のなか1番・指名打者で先発出場した。

 初回の第1打席は空振り三振、第2打席は平凡な遊飛に倒れた。

 2点ビハインドの5回はツーストライクと追い込まれながら、3球目のチェンジアップを捉え中二塁打。3戦連続安打をマークする。このあとムーキー・ベッツが四球を選び一、三塁にまでチャンスを拡大したが得点にはつながらなかった。

 3点を追う7回の第4打席では三塁へのボテボテのゴロを内野安打にする。内角の直球に「痛えっ!」と言いながら、どん詰まりとなった打球に全力疾走。俊足を生かしてセーフとし、2試合連続マルチ安打を記録した。このあとベッツの右飛で一塁から二塁へタッチアップに成功。得点圏へ進む積極的な走塁をみせたが、後続が倒れた。
 
 試合は急きょ先発したドジャースのエメット・シーハンが2イニング連続ソロ弾を献上したが、失点は2被弾のみ。5回途中まで6奪三振2四球2失点と力投したが、味方打線が応えられず。2回に無死満塁、3回には2死満塁と絶好機を作りながらも、10残塁と決定力に欠き5安打に終わった。

 大谷は3点を追う9回に5度目の打席が回ったが、相手守護神デニス・サンタナのスライダーにあっさり空振り三振。投打に精彩を欠いたドジャースはリーグ中地区最下位チームに力なく連敗。2カード連続で負け越しが決まった。

構成●THE DIGEST編集部

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