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「貪欲さ、闘志を見せてほしい」直近15試合で打率.189と低迷…ロバーツ監督が“名指し”でヘルナンデスに奮起を要求!

THE DIGEST編集部

2025.09.04

復調が期待されるドジャースのT・ヘルナンデス。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、打撃不振を極めるテオスカー・ヘルナンデスについて「もっと結果を残せる選手だ」と奮起を促したことを地元メディア『Dodgers Nation』が報じた。

 T・ヘルナンデスは現地5月5日のマイアミ・マーリンズ戦で、左足ハムストリングの張りを訴えて途中交代。翌日には左鼠径部(そけいぶ)の肉離れで、10日間の負傷者リスト入りした。度重なる怪我の影響がパフォーマンスの低迷の一因だと考えられており、直近15試合の打撃成績は53打数10安打で打率.189、2本塁打、6打点、出塁率.262、OPS.602と不振が続いている。
 
 同メディアによると、ロバーツ監督はT・ヘルナンデスについて「昨年は大事な場面で何度も頼りにした選手だ」とコメント。昨季ポストシーズンで先発投手のダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)から放った豪快な本塁打や、ニューヨーク・ヤンキース戦での守備時に披露した強肩など、攻守で印象的な活躍をみせた32歳のプレーに今季は物足りなさを指摘した。

 さらに、「彼は野球を楽しむ姿勢と勝負への貪欲さを併せ持つ存在だ。しかし、ここ数か月でその"ハングリーさ"を少し失っているように思う。だからこそ、もう一度その貪欲さだったり闘志、炎を見せてほしい」と発破をかけた。

 一方で「T・ヘルナンデスとは多くの会話をしてきた。今はいい関係を築けているし、考えも一致している。彼は自分の価値を理解しているし、私の期待も理解している。だからこそ一枚岩だ」と話し、信頼関係が揺るぎないことを強調した。

 現在、リーグ西地区首位に立つドジャースと2位サンディエゴ・パドレスとのゲーム差はわずか2.5。ドジャースに地区優勝マジックが点灯しているとはいえ、まだまだ油断はできない。

 T・ヘルナンデスの復調が地区優勝争いを左右するカギとなるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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