ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地９月６日、ボルティモア・オリオールズ戦に緊急先発登板したが、チームは１-２で敗戦し、４連敗を喫した。大谷は3回2/3無失点の好投を見せたものの、同じくドジャースの韓国人内野手キム・ヘソンが１打席で交代となった采配が、韓国メディアで物議を醸した。
 
　７番・二塁手で先発したキム・ヘソンは３回に三振に倒れた後、４回２死一、二塁の場面で再び打席が回ってきたが、ここでエンリケ・エルナンデスと代打交代となった。この采配に、韓国メディア『My Daily』は、「納得しがたい交代」と憤慨している。

　というのも、この時マウンドにいたのは元LGツインズのディトリック・エンスで、2024年のKBOリーグでキム・ヘソンはエンス相手に12打席で４安打と相性が良く、またエンスは今季右打者（被打率.231）より左打者（被打率.389）を苦手としていた。それにもかかわらず、ロバーツ監督は右打者のエンリケを送り、結果的に四球は選んだものの後続が倒れて得点には至らなかった。キム・ヘソンにとっては有利な材料が揃っていただけに、指揮官の決定は理解に苦しむというわけだ。

　試合は結局、ドジャースがサヨナラ弾を浴び１-２で敗れ、地区最下位チームを相手に4連敗となった。監督も試合後に「（４連敗は）想像しなかった」と語り、チームの苦境を率直に認めた。

構成●THE DIGEST編集部

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