悪夢が繰り返された。

　現地９月６日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が敵地でのボルティモア・オリオールズ戦に先発し、９回２死まで無安打無得点の快投だったが大偉業まで“あとひとり”で、まさかの被弾。直後に降板した。試合は山本からバトンを受けたブルペン陣が炎上し、一挙４点を奪われる２戦連続逆転サヨナラ負けを喫した。

　あと１アウトだった。快挙を逃す一発を浴び、苦笑いで降板した山本はベンチで大谷翔平、チームメイトから労いの言葉をかけられ、汗を拭った。チームの勝利を信じて試合を見守ったが、誰も予想できない最悪の結末で今季12勝目が消えた...。
  　テレビ中継や配信で固唾を飲んで見守った日米ファンは阿鼻叫喚。被弾直後から「あっ...涙」「マジかー」「何という結末なん...残念」「惜しかったけどナイスピッチ」「ノーノー見たかったな」など、山本の力投を称えるコメントが見られたが、次第に雲行きが怪しくなる。

　２番手のブレイク・トライネンが２死満塁にピンチを広げ、押し出し四球で１点差に迫られると、「この雰囲気やばくない？」「頼む、勝ってくれ」「ノーヒッターどころか勝ちも消えちゃうの？」と不安視するコメントが増え、３番手左腕のタナー・スコットがサヨナラ適時打を浴びると、「嘘だろ!!」「あと１人から５連敗なんて想像しなかったよ涙」「ブルペンがクソすぎる！ロバーツ監督はもっとクソだ」「崩壊が止まらない」「なぜ最後がスコット...」など、悲鳴がSNS上に溢れた。

　野球は９回２死から...という格言もあるが、ノーヒットノーラン目前から悪夢のサヨナラ負けという衝撃の結末は日米で大きな話題となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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