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「ビビる感覚はなかった」佐々木朗希、初のクローザー起用で圧巻の11球!「球場に後押しされて投げられた」

THE DIGEST編集部

2025.10.02

初めてクローザーとしてマウンドに立った佐々木。(C) Getty Images

初めてクローザーとしてマウンドに立った佐々木。(C) Getty Images

 現地10月1日、ロサンゼルス・ドジャースにとってナショナル・リーグのワイルドカードシリーズ(WCS)突破がかかる第2戦。本拠地でのシンシナティ・レッズ戦は、ドジャースが8対4とリードして最終回を迎えた。

 この場面で、ドジャースは佐々木朗希を投入。プロ入り初の「クローザー」として9回のマウンドに立った。2番からの好打順だったが、佐々木は160キロ超えの力強い直球と鋭く落ちるスプリットで相手を圧倒。3人の打者と対戦し、11球を投じて被安打0、奪三振2に抑えた。

 メジャー初のクローザー起用に一発快投で応えた佐々木。試合後、地元放送局『SportsNet LA』の取材に応じた右腕はブルペンからマウンドへ向かう時の心境を問われると、「球場の雰囲気もすごく高まっていたし、緊張はしましたけど、球場に後押しされて投げることができたと思います」と話し、率直な気持ちを明かした。
 
 対峙したレッズの主軸3人については、「今日は比較的点差があったので、ホームランを気にせず、どんどんストライクに投げ込むことだけを意識し、思い切ってゾーンで勝負した」と冷静に振り返った。

 NPBでの経験やWBCのような大舞台を知る佐々木だが、アメリカのポストシーズンについては「ビビるみたいな感覚はなかった」とコメント。強心臓ぶりを垣間見せながら、「日本と違った盛り上がりだったり、レベルの高い戦い」とも表現。レギュラーシーズンとはひと味違う緊張感が漂う舞台の大きさを噛みしめていた。

 今シーズンは右肩の「インピンジメント症候群」もあり、シーズン終盤まで苦しいルーキーイヤーを過ごしてきた。「本当にシーズン中はチームの力になれなかった」と悔しさをにじませつつ、「もうレギュラーシーズンは終わってしまったので。これからポストシーズンがあるので、残りの試合をしっかり貢献できるようにしたい」と、剛腕は前を見据えた。

 先発投手では結果を残せなかった佐々木。苦闘だったシーズンを乗り越え、クローザーという新たな場所で最高の輝きを放った右腕は、負けられない戦いが続くドジャースのブルペン陣に欠かせない存在となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「大魔神・佐々木朗希が爆誕!」圧巻2KでドジャースNLDS進出へ
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