プロ野球

【広島のドラフト2位・齋藤汰直ってどんな選手?】高台から投げ下ろすフォークやスライダーは切れ味抜群、完投能力にも優れた本格派右腕<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2025.10.23

 10月23日に行われたドラフト会議で、広島が齋藤汰直(亜細亜大)を2位指名し、交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのか紹介しよう。

【名前】齋藤汰直(さいとう・たいち)
【生年月日】2003年12月7日(21歳)
【出身地】兵庫県
【身長/体重】182cm/90kg
【守備位置】投手
【投打】右投右打
【経歴】武庫荘総合高→亜細亜大


【記事】【2025ドラフト候補ランキング最終版│1~10位】創価大・立石、健大高崎・石垣、青山学院大・中西の"BIG3"に続くのは一体誰だ!?<SLUGGER>

 高いリリースポイントから長いリーチを生かしてフォークや縦のスライダーを投げ下ろす本格派右腕。主戦投手になった大学3年春にはリーグ最多の61.1投球回をこなし、今秋の60.2回もダントツとスタミナは抜群だ。

 今夏には全日本大学代表に選ばれ、練習試合でヤクルトの打者を3者三振に斬って取り、日米大学野球選手権でも2試合で5イニングを投げて9奪三振と持ち味を発揮した。ドラフトが迫った10月14日の国学院大戦は、延長10回を1安打10奪三振の快投。21日の青山学院大戦では7回先頭打者まで無安打に抑えて9回11奪三振と、最後のアピールに成功した。

 トレーニングやフォークの投げ方を改良して成果を出すクレバーさが成長の土台にあり、その姿勢も評価を集めている。高校入学時に130キロ台だったストレートの球速は在学中に20キロ近くもアップし、大学では4年春に最速152キロを計測した。プロの環境でどれだけ伸びるだろうか。

構成●SLUGGER編集部

【記事】【2025ドラフト候補ランキング最終版│11~20位】早稲田大・伊藤ら注目大学生投手が続々登場、急成長中の花園大・藤原の順位は?<SLUGGER>

【記事】創価大・立石、健大高崎・石垣ら6人は1位濃厚、それ以降は波乱の展開も?【2025年ドラフト候補ランキング解説】<SLUGGER>