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MLB

「本来の調子ではなかった」3ラン被弾で大谷翔平KO「これ以上悪くならなかったのは幸運」米記者らはベンチの判断ミス指摘「ロバーツ監督は…」

THE DIGEST編集部

2025.11.02

中3日で先発した大谷は、2回1/3、3失点で降板となった。(C)Getty Images

中3日で先発した大谷は、2回1/3、3失点で降板となった。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がKOだ。

 現地11月1日、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦に先発した大谷が、3回にボー・ビシェットに3ラン本塁打を被弾。2回1/3、51球、被安打5、被安打1、3奪三振、2四球、3失点で降板となった。

 前回登板から中3日。1回表の第1打席で中前打を放ち、チェンジまで塁上に残っていた大谷が1回裏にマウンドへ。先頭のジョージ・スプリンガーに左前打を打たれながら、2番ネイサン・ルークスをフルカウントからスプリットで空振り三振に仕留め、3番ブラディミール・ゲレーロJr.には外角低めのフォーシームで見逃し三振。走っていた一塁走者のスプリンガーが二塁でアウトとなって、初回を3人で抑えた。

 2回にも走者を出した。先頭の4番ボー・ビシェットに四球を与え、5番アディソン・バーガーに右前打。2死から8番アーニー・クレメントにも右前打を許して2死満塁とピンチを迎えた。ここで大谷は9番アンドレス・ヒメネスに対し、カウント1-2から99.0マイル(約159.3キロ)のフォーシームを投じて空振り三振に仕留めた。

 しかし、3回に落とし穴が待っていた。先頭のスプリンガーに左前打を打たれて、ルーカスが送りバント。続くゲレーロJr.を申告敬遠した大谷は、1死一、三塁でビシェットを打席に迎えると、ビシェットに対して投じた初球の88.7マイル(約142.7キロ)のスライダーをとらえられ、飛距離442フィート(約134.7メートル)の特大3ランアーチを打たれてしまった。大谷はここで降板となった。

 地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は先発・大谷ついて、「コントロールが良くなく、変化球の感触も良くなかった。非常に苦しい内容で、正直これ以上悪くならなかったのは幸運だった」と伝え、悪いながらも最低限の働きを見せたと評価した。

 
 一方、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者は、「大谷のひどいスライダーだった。ビシェットに完璧に打ち砕かれた」とXに投稿。続けて「大谷は制球が定まっていなかった。いくつかのピンチは切り抜けたが、本来の調子ではなかった。内容が良くなく疲労が見えていたなか、3回のマウンドに上げた判断は支持できない。この決断で、ワールドシリーズ優勝と王朝樹立のチャンスを失うかもしれない。ひどい判断だった」とドジャースベンチの判断を非難した。

 米放送局『NBC Los Angeles』のマイケル・J・ドゥアルテ記者も、「ビシェットが3ランを放ち、ロジャース・センターは大熱狂に包まれた。会場にいた誰もが大谷は3続投するべきではないと理解していたが、デーブ・ロバーツ監督はそう思っていなかった」とベンチの判断ミスを指摘した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平がビシェットに打たれた3ランアーチ!

 
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