大学生投手と、大学&社会人の捕手が市場トレンドだった2026年のドラフト。性質の異なるトレンドが混在することから、指名には繊細なバランスが要求されるドラフトとなっただろう。過去2年のドラフトや、現在の編成フェーズを踏まえた上でどのように補強ポイントを抑えたかを基準に、各球団の指名を採点した。
今回はパ・リーグ編だ。
▼ロッテ:88点
野手は黒田義信(東日本国際大)と田中皐晴(日南学園高)を指名。ともに左打ちの外野手だが、そのパワーには目を見張るものがあり、打球の強さは世代内で頭一つ抜けている。黒田は内野手経験も長いため、守備位置を拡張できればベストだ。
投手では再々入札の米沢友翔(関西大)から新城楓雅(奈良大附高)まで、直球に強みのある選手を選択。なかでも長屋竣大(ENEOS)は即戦力性が期待でき、前田侑大(高岡第一高)は将来性が豊かと、バリエーションも申し分ない。
▼ソフトバンク:87点
投手は鈴木泰成(青山学院大)、有馬伽久(立命館大)、渡辺和大(慶応大)、猪俣駿太(東北福祉大)ら実力十分の上位候補と、小坪碧人(柳川高)、深見一騎(台湾体育運動大)ら素材型も抑える大胆な指名。それぞれタイプが異なるが、確かな強みを持つ彼らをどう花開かせるか注目だ。
野手では藤森康淳(法政大)、中川大雅(至学館大)と、近年例の少ない守備・走塁型を指名。佐藤幻瑛(ペンシルバニア州立大)含め、球団の懐の深さを見せつけたドラフトと言えるだろう。