13年ぶりに事前の1位指名公表なしと、異例の展開となった2026年のドラフト会議。蓋を開ければ鈴木泰成、渡部海の青山学院大バッテリーがそれぞれ競合指名となり、MLB志望を表明していた織田翔希(横浜高)を巨人が1位指名するなど、例年以上の大きな盛り上がりを見せる結果となった。各球団の指名に隠れた狙いを考察しつつ、それぞれのドラフトを採点したい。
今回はセ・リーグ編だ。
▼巨人:85点/70点(織田が入団した/しなかった場合)
1位ではMLB挑戦を表明していた織田翔希(横浜高)を強行指名。最速157キロを計測する高校ナンバーワン右腕が入団に傾けば、将来の球界を背負うエース候補としてこの上ない存在。それだけに、今後の動向からは目が離せない。
その後も平田玲翔(大分商高)、池田聖摩(横浜高)、杉本真滉(智弁学園高)と、高校生中心に未来を見据えた指名を繰り広げた。松井秀喜新監督のもと、彼らの育成と正面から向き合うことで、次世代の黄金期を形成したい。
▼阪神:82点
1位で榊原七斗(明治大)の単独指名に成功。センターは近本光司の後釜を確立したい重要なポイントであり、俊足・強肩で長打もある榊原を他球団に先んじて確保できたことは大きい。
2位の馬場拓海(日本体育大)、3位の常深颯大(大阪経済大)はいずれもリリーフタイプの投手で、これを救援陣の強化に繋げたい。チームのウィークポイントである遊撃には4位で相羽寛太(ヤマハ)を指名。社会人での6年間で鍛えた打撃と守備を甲子園の舞台でどこまで発揮できるか。