世界最高峰のプロスポーツリーグ、「メジャーリーグ」。世界中から集まった猛者たちが覇を競い、勝ち上がった者は想像を超える富と名声を手にする。果たして、2020年シーズンで最もお金を稼ぐ選手は誰なのか。第一弾は「先発投手」だ。
【2020ポジション別年俸ランキング|先発投手】
1位 ゲリット・コール(ヤンキース):3600万ドル (39億6000万円)
2位 マックス・シャーザー(ナショナルズ):3592万ドル (39億5100万円)
3位 ザック・グレインキー(アストロズ):3500万ドル (38億5000万円)
3位 スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ):3500万ドル (38億5000万円)
5位 ジャスティン・バーランダー(アストロズ):3300万ドル(36億3000万円)
6位 デビッド・プライス(ドジャース) :3200万ドル(35億2000万円)
7位 クレイトン・カーショウ(ドジャース):3100万ドル(34億1000万円)
8位 クリス・セール(レッドソックス):3000万ドル(33億円)
9位 ジェイコブ・デグロム(メッツ):2550万ドル(28億500万円)
10位 ジョーダン・ジマーマン(タイガース):2500万ドル(27億5000万円)
11位 田中将大(ヤンキース):2300万ドル(25億3000万円)
12位 ダルビッシュ有(カブス):2200万ドル(24億2000万円)
13位 ザック・ウィーラー(フィリーズ):2150万ドル(23億6500万円)
14位 ジョニー・クエイト(ジャイアンツ):2100万ドル(23億1000万円)
15位 ジェイク・アリエタ(フィリーズ):2000万ドル(22億円)
15位 ジョン・レスター(カブス):2000万ドル(22億円)
15位 リュ・ヒョンジン(ブルージェイズ):2000万ドル(22億円)
18位 ジェフ・サマージャ(ジャイアンツ):1980万ドル(21億7800万円)
19位 パトリック・コービン(ナショナルズ):1941.6万ドル(21億3583万円)
20位 コール・ハメルズ(ブレーブス):1800万ドル(19億8000万円)
20位 ダラス・カイケル(ホワイトソックス):1800万ドル(19億8000万円)
22位 ジェイク・オドリッジ(ツインズ):1780万ドル(19億5800万円)
23位 トレバー・バウアー(レッズ):1750万ドル(19億2500万円)
23位 コリー・クルーバー(レンジャーズ):1750万ドル(19億2500万円)
25位 ネイサン・イオバルディ(レッドソックス):17000万ドル(18億7000万円)
25位 JA・ハップ(ヤンキース):17000万ドル(18億7000万円)
27位 マイルズ・マイコラス(カーディナルス):1675万ドル(18億4250万円)
28位 菊池雄星(マリナーズ):1550万ドル(17億500万円)
29位 ダニー・ダフィー(ロイヤルズ):1525万ドル(16億7750万円)
30位 チャーリー・モートン(レイズ):1500万ドル(16億5000万円)
30位 マイク・リーク(ダイヤモンドバックス):1500万ドル(16億5000万円)
※出典:『Spotrac』、100ドル以下切り捨て、レート換算1ドル=110円、40人ロースター外の選手はカウントせず
金額を一見すれば分かるように、支配的なエースピッチャーへの評価は相当に高い。彼らがFAとなって自由市場に出れば、多くの球団が争奪戦に参加して札束合戦が巻き起こる。
昨オフのFA市場が象徴的だ。ストラスバーグが7年2億4500万ドルで投手史上最高契約を結んだ翌日、コールが9年3億2400万ドルで一気に更新。それぞれ今季年俸は3500万ドルで3位、3600万ドルで1位とピラミッドの最上層に躍り出た。コールは18年が675万ドル、19年が1350万ドル、そして今季が3600万ドルでわずか2年で5倍増となった。
また、FA市場全体が活気を取り戻したおかげで、コールやストラスバーグ以外の有力先発投手たちも(ウィーラー/13位、リュ/15位、ハメルズ&カイケル/20位)も上位に顔を出した。
トップ30には“日本人投手”も3人ランクイン。最上位は11位の田中だ。今季はメジャー移籍時に結んだ7年1億5500万ドルの契約の最終年だが、新型コロナウイルス感染拡大による開幕延期が来季の契約にどう影響するだろうか。12位のダルビッシュはFAになった17年オフに6年1億2600万ドルの大型契約をゲット。渡米時(6年5600万ドル)の倍額以上とあって、メジャーでの実績が真に認められた結果と言えよう。
メジャー2年目の菊池も28位にランク入りした。1年目は不本意な成績だったけに、投球フォームを刷新した今季の飛躍が期待される。そして27位にはマイコラス。巨人時代の活躍を受けて“逆輸入”された右腕は、復帰1年目の18年に最多勝獲得。同年オフに4年6800万ドルで延長契約を結ぶなど、日本→アメリカの「逆輸入組」の中でも出世頭となっている。
ちなみに、中日で活躍したチェン・ウェイン(現マリナーズ)はダルビッシュと同じ年俸2200万ドルなのだが、契約期間中にマーリンズを解雇され、今季はマイナー契約となったためリストから外している。
メジャー全体で12名しかいない年俸3000万ドルプレーヤーのうち、8人は先発投手。 その中にはトミー・ジョン手術を受けて今季全休が決まったセール(8位)もいるなど、特に投手は故障のリスクが大きく付きまとうポジションだ。しかし、上位の顔ぶれを見たら分かる通り、そのリスクを賭けるだけの価値があるということだろう。
構成●SLUGGER編集部
【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
【2020ポジション別年俸ランキング|先発投手】
1位 ゲリット・コール(ヤンキース):3600万ドル (39億6000万円)
2位 マックス・シャーザー(ナショナルズ):3592万ドル (39億5100万円)
3位 ザック・グレインキー(アストロズ):3500万ドル (38億5000万円)
3位 スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ):3500万ドル (38億5000万円)
5位 ジャスティン・バーランダー(アストロズ):3300万ドル(36億3000万円)
6位 デビッド・プライス(ドジャース) :3200万ドル(35億2000万円)
7位 クレイトン・カーショウ(ドジャース):3100万ドル(34億1000万円)
8位 クリス・セール(レッドソックス):3000万ドル(33億円)
9位 ジェイコブ・デグロム(メッツ):2550万ドル(28億500万円)
10位 ジョーダン・ジマーマン(タイガース):2500万ドル(27億5000万円)
11位 田中将大(ヤンキース):2300万ドル(25億3000万円)
12位 ダルビッシュ有(カブス):2200万ドル(24億2000万円)
13位 ザック・ウィーラー(フィリーズ):2150万ドル(23億6500万円)
14位 ジョニー・クエイト(ジャイアンツ):2100万ドル(23億1000万円)
15位 ジェイク・アリエタ(フィリーズ):2000万ドル(22億円)
15位 ジョン・レスター(カブス):2000万ドル(22億円)
15位 リュ・ヒョンジン(ブルージェイズ):2000万ドル(22億円)
18位 ジェフ・サマージャ(ジャイアンツ):1980万ドル(21億7800万円)
19位 パトリック・コービン(ナショナルズ):1941.6万ドル(21億3583万円)
20位 コール・ハメルズ(ブレーブス):1800万ドル(19億8000万円)
20位 ダラス・カイケル(ホワイトソックス):1800万ドル(19億8000万円)
22位 ジェイク・オドリッジ(ツインズ):1780万ドル(19億5800万円)
23位 トレバー・バウアー(レッズ):1750万ドル(19億2500万円)
23位 コリー・クルーバー(レンジャーズ):1750万ドル(19億2500万円)
25位 ネイサン・イオバルディ(レッドソックス):17000万ドル(18億7000万円)
25位 JA・ハップ(ヤンキース):17000万ドル(18億7000万円)
27位 マイルズ・マイコラス(カーディナルス):1675万ドル(18億4250万円)
28位 菊池雄星(マリナーズ):1550万ドル(17億500万円)
29位 ダニー・ダフィー(ロイヤルズ):1525万ドル(16億7750万円)
30位 チャーリー・モートン(レイズ):1500万ドル(16億5000万円)
30位 マイク・リーク(ダイヤモンドバックス):1500万ドル(16億5000万円)
※出典:『Spotrac』、100ドル以下切り捨て、レート換算1ドル=110円、40人ロースター外の選手はカウントせず
金額を一見すれば分かるように、支配的なエースピッチャーへの評価は相当に高い。彼らがFAとなって自由市場に出れば、多くの球団が争奪戦に参加して札束合戦が巻き起こる。
昨オフのFA市場が象徴的だ。ストラスバーグが7年2億4500万ドルで投手史上最高契約を結んだ翌日、コールが9年3億2400万ドルで一気に更新。それぞれ今季年俸は3500万ドルで3位、3600万ドルで1位とピラミッドの最上層に躍り出た。コールは18年が675万ドル、19年が1350万ドル、そして今季が3600万ドルでわずか2年で5倍増となった。
また、FA市場全体が活気を取り戻したおかげで、コールやストラスバーグ以外の有力先発投手たちも(ウィーラー/13位、リュ/15位、ハメルズ&カイケル/20位)も上位に顔を出した。
トップ30には“日本人投手”も3人ランクイン。最上位は11位の田中だ。今季はメジャー移籍時に結んだ7年1億5500万ドルの契約の最終年だが、新型コロナウイルス感染拡大による開幕延期が来季の契約にどう影響するだろうか。12位のダルビッシュはFAになった17年オフに6年1億2600万ドルの大型契約をゲット。渡米時(6年5600万ドル)の倍額以上とあって、メジャーでの実績が真に認められた結果と言えよう。
メジャー2年目の菊池も28位にランク入りした。1年目は不本意な成績だったけに、投球フォームを刷新した今季の飛躍が期待される。そして27位にはマイコラス。巨人時代の活躍を受けて“逆輸入”された右腕は、復帰1年目の18年に最多勝獲得。同年オフに4年6800万ドルで延長契約を結ぶなど、日本→アメリカの「逆輸入組」の中でも出世頭となっている。
ちなみに、中日で活躍したチェン・ウェイン(現マリナーズ)はダルビッシュと同じ年俸2200万ドルなのだが、契約期間中にマーリンズを解雇され、今季はマイナー契約となったためリストから外している。
メジャー全体で12名しかいない年俸3000万ドルプレーヤーのうち、8人は先発投手。 その中にはトミー・ジョン手術を受けて今季全休が決まったセール(8位)もいるなど、特に投手は故障のリスクが大きく付きまとうポジションだ。しかし、上位の顔ぶれを見たら分かる通り、そのリスクを賭けるだけの価値があるということだろう。
構成●SLUGGER編集部
【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!