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“ブラックソックス事件”で追放された“シューレス”ジョーのベースボールカードが約5000万円で落札!

2020.05.09

映画『フィールド・オブ・ドリームス』にも登場したジャクソン。今も根強い人気を誇る。(C)Getty Images

 1918年のワールドシリーズで起きた八百長事件"ブラックソックス・スキャンダル"で永久追放処分を受けた"シューレス"ジョー・ジャクソンのベースボールカードがオークションで49万2000ドル、日本円にして約5251万円で落札されて話題となっている。

 落札されたのは1910年に発行された「T210 Old Mill」というシリーズのカード。出品者の父が遺した膨大なスポーツカード・コレクションの中に貴重な逸品が混じっていたのだという。

 ジャクソンはメジャー通算打率.356を誇った強打者。マイナー時代、履いていたスパイクのサイズが合わなかったため裸足でプレーしたことから"シューレス"の愛称がついた。1911年に放った233安打は、2001年にイチローが更新するまで長い間メジャー記録として残っていた。
 
 八百長に連座した8人の中では最も人気が高く、大陪審では、裁判所を出たジャクソンにある少年が「Say It Aint't So, Joe!」(嘘だと言ってよ、ジョー!)と叫んだというエピソードも残っている(実際は記者による創作とされる)。

 18年のワールドシリーズでは打率.375と活躍したため、永久追放になってからもファンの間では同情論が強く、映画『フィールド・オブ・ドリームス』でも取り上げられている。

構成●スラッガー編集部

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