2010年代のプロ野球最強打者は一体誰なのか。活躍期間の長さや傑出度、印象度も加味しながら選考。強打で相手投手を震え上がらせ、チームを勝利に導いた10人の選手を紹介しよう。
※打率や出塁率、四球率など率系の数字の順位は10~19年に計3000打席以上を対象。
▼1位 柳田悠岐
代名詞のフルスウィングから逆方向にも一発を放り込むパワーと選球眼を併せ持ち、10年代のOPS.970、打率.320、出塁率.422は全体1位。トリプルスリーを達成してMVPに輝いた15年から4年連続で出塁率/長打率/OPSの"三冠"を独占し、首位打者も2度獲得した。15年に横浜スタジアムのバックスクリーンを破壊する一撃を放つなど忘れ難い場面も多い。怪我が多いのは難点でも、彼を"10年代最強打者"と呼ぶことに異論はないだろう。
▼2位 バレンティン
10年代に積み上げた288本塁打は堂々1位で、OPS.936は2位。来日1年目の11年から本塁打王のタイトルを獲得しながらも打率と三振数はリーグワーストだったが、徐々に粗さを改善。13年にはプロ野球新記録のシーズン60本塁打を放ち、MVPも獲得した。力任せの打撃一辺倒ではなく、優れた選球眼に加えて得点圏では器用な打撃も見せるなど技術も兼備。守備や走塁での貢献度はマイナスだが、打撃に関しては常に一流の数字を残し続けた。
▼3位 山田哲人
レギュラー定着の14年から打率3割を4度、出塁率4割を5度もクリア。打者有利の神宮球場も味方につけて、10年代のOPS.934は柳田、バレンティンに次ぐ3位だった。MVPに輝いた15年は本塁打王に加えてOPS、出塁率、長打率のいずれもリーグベスト。前人未到の3度のトリプルスリーを達成したパワーとスピードが、日本シリーズ史上初の3打席連続アーチ(15年)やサイクル安打(18年)の記録も生んだ。
▼4位 筒香嘉智
フィールドのあらゆる方向に長打を放つパワーに確実性も備えた打撃で、OPS.900以上のシーズンは山田と並ぶ10年代最多の5回を数えた。16年は史上初の3試合連続で複数ホームランを記録するなど、本塁打&打点の二冠獲得でOPSもリーグトップと大暴れ。翌17年のWBCでは4番を務めた。安定感も持ち味にしたが、30本塁打超えのシーズンは2度のみと意外に少ない。
※打率や出塁率、四球率など率系の数字の順位は10~19年に計3000打席以上を対象。
▼1位 柳田悠岐
代名詞のフルスウィングから逆方向にも一発を放り込むパワーと選球眼を併せ持ち、10年代のOPS.970、打率.320、出塁率.422は全体1位。トリプルスリーを達成してMVPに輝いた15年から4年連続で出塁率/長打率/OPSの"三冠"を独占し、首位打者も2度獲得した。15年に横浜スタジアムのバックスクリーンを破壊する一撃を放つなど忘れ難い場面も多い。怪我が多いのは難点でも、彼を"10年代最強打者"と呼ぶことに異論はないだろう。
▼2位 バレンティン
10年代に積み上げた288本塁打は堂々1位で、OPS.936は2位。来日1年目の11年から本塁打王のタイトルを獲得しながらも打率と三振数はリーグワーストだったが、徐々に粗さを改善。13年にはプロ野球新記録のシーズン60本塁打を放ち、MVPも獲得した。力任せの打撃一辺倒ではなく、優れた選球眼に加えて得点圏では器用な打撃も見せるなど技術も兼備。守備や走塁での貢献度はマイナスだが、打撃に関しては常に一流の数字を残し続けた。
▼3位 山田哲人
レギュラー定着の14年から打率3割を4度、出塁率4割を5度もクリア。打者有利の神宮球場も味方につけて、10年代のOPS.934は柳田、バレンティンに次ぐ3位だった。MVPに輝いた15年は本塁打王に加えてOPS、出塁率、長打率のいずれもリーグベスト。前人未到の3度のトリプルスリーを達成したパワーとスピードが、日本シリーズ史上初の3打席連続アーチ(15年)やサイクル安打(18年)の記録も生んだ。
▼4位 筒香嘉智
フィールドのあらゆる方向に長打を放つパワーに確実性も備えた打撃で、OPS.900以上のシーズンは山田と並ぶ10年代最多の5回を数えた。16年は史上初の3試合連続で複数ホームランを記録するなど、本塁打&打点の二冠獲得でOPSもリーグトップと大暴れ。翌17年のWBCでは4番を務めた。安定感も持ち味にしたが、30本塁打超えのシーズンは2度のみと意外に少ない。