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プロ野球

【西武の2020年を左右する3つのポイント】最大の問題である“投壊“は解決はできるのか? 秋山に代わる一番打者の台頭も待たれる

SLUGGER編集部

2020.06.17

練習試合で好投した今井(写真)を、源田壮亮は「すごい球」と絶賛。今年こそ投手陣を立て直せる? 写真:滝川敏之

練習試合で好投した今井(写真)を、源田壮亮は「すごい球」と絶賛。今年こそ投手陣を立て直せる? 写真:滝川敏之

 どんなチームも未知数の要素を抱えてシーズンを迎えるもの。2020年の西武の成否を左右するであろう3つの要素を分析してみよう。

●秋山に代わる1番打者を確立できるか
 “山賊打線”の核弾頭であり、球界屈指のアベレージヒッターでもあった秋山翔吾が退団。最有力候補として挙げられていたのは俊足の金子侑司だが、昨季序盤にリードオフを務めた際は機能しなかった。6月の練習試合でも調子はいまひとつで、当面は新外国人スパンジェンバーグが任されることになりそう。だが、彼も決して出塁率が高いタイプではなく、現時点ではうまくはまるかどうか何とも言えない。森友哉、山川穂高ら中軸の破壊力を生かすも殺すもテーブルセッター次第。1番打者がしっかり役割を果たせなければ、打線の得点力減は避けられないだろう。
 
●防御率リーグワーストの投手陣を立て直せるか
 2年連続で防御率リーグワーストに沈んだ投手陣の立て直しも大きな課題だ。明るい材料は才能豊かな若手投手が多いことで、先発ローテーションには23歳の高橋光成、24歳の松本航、22歳の今井達也、25歳の與座海人が名を連ねる。10日の練習試合では今井がMAX155キロのストレートを武器に楽天打線をねじ伏せ、サブマリンの與座も14日のロッテ戦で5回までノーヒットピッチングを見せた。だが、シーズンはまた別物。若手が一気に飛躍するか、それとも過去2年と同様に“投壊”してしまうのか。3連覇に向けては最も重要なポイントになるかもしれない。

●野手陣の層の薄さを改善できるか
 野手陣には、秋山の不在以外にも課題がある。レギュラーがガッチリ固まっている反面、控えの層が薄いことだ。昨年のCSでソフトバンクに4連敗で敗退した後、辻発彦監督も「選手層の薄さ」を最大の敗因に挙げていた。鈴木将平や山野辺翔、佐藤龍世など期待株は何人かいるが、特に存在感を発揮しているのが、野手転向2年目の川越誠司。9日の楽天戦では勝ち越し2ランを放ち、12日にはロッテの開幕投手・石川歩からも一発。外野のレギュラー候補に躍り出た。主力野手が抜けると、必ず次のスターが現れるのがライオンズの伝統。次代を担う選手の台頭は3連覇のカギにもなりそうだ。

構成●SLUGGER編集部

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