●阪神－ヤクルト（甲子園）
【予告・予想先発】
14日（火）秋山拓巳－石川雅規
15日（水）中田賢一－イノーア
16日（木）ガルシア－高橋奎二

　先週は３試合続けて雨で中止の後、３勝１敗と調子を上げてきた阪神が、首位のヤクルトと対決する。

　阪神は先発陣が好調ながらも中継ぎが安定せず、一方のヤクルトは抑えの石山泰稚を中心にブルペンが安定しているものの先発陣が試合を作れていない。

　14日先発の石川は昨季の阪神戦は防御率1.64と頑張った。イノーアが現在、精彩を欠いているだけに、いいスタートを切りたいところ。阪神はクローザーの藤川球児が不調で二軍降格となり、代役をスアレスが務める。締めくくりが不安なだけに、先発が長イニングを投げ切れるかがカギになる。打線は好調の大山悠輔に注目。昨季のヤクルト戦では４本塁打、16打点とよく打っており、さらに勢いに乗っていきたい。
  ●広島－巨人（マツダスタジアム）
【予告・予想先発】
14日（火）九里亜蓮－菅野智之
15日（水）K.ジョンソン－今村信貴
16日（木）山口翔－メルセデス

　広島は11日の中日戦で19得点を挙げるなど打線が好調。対する巨人は、首位から陥落したものの万全の投手陣で臨む。

　巨人は雨天中止などもあって、先発ローテーションを再編成。火曜日にエースの菅野智之を持ってくる。昨季の広島戦は４試合で防御率2.51だったが、前節から好調の西川龍馬には相性が悪い。４番の鈴木誠也の前を打っているだけに、怖い存在になりそうだ。

　マツダスタジアムでの相性が悪いことで知られる巨人だが、最大5000人しか観客を入れないとあって、カープファンの大声援に囲まれていたこれまでの状況とは違う。このことがどう影響するか。いずれにせよ、エースの菅野が投げる初戦は絶対に落とせない。