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MLB

日本人メジャーリーガー9人の2020年の「ノルマ」とは?

藤原彬

2020.07.24

左から秋山、田中、筒香、大谷。それぞれの2020年の「ノルマ」とは一体何だろうか?(C)Getty Images

左から秋山、田中、筒香、大谷。それぞれの2020年の「ノルマ」とは一体何だろうか?(C)Getty Images

 2020年、メジャーリーグで開幕を迎える日本人選手は総勢9人。それぞれ求められる役割や期待値は違うが、あえて「ノルマ」を課すとしたら、一体どんなものになるだろうか?

■大谷翔平(エンジェルス)
今季のノルマ:故障なくシーズン完走

 トミー・ジョン手術を経て、再び二刀流に挑む。日本人選手というくくりを外しても、今季の最注目選手の一人だろう。シーズン前の紅白戦ではコントロールが乱れたが、本人は調整具合に手ごたえを感じている様子で、内容も徐々に上向いている。今季は火~金曜日は打者で出場し、日曜日に投手としてマウンドに立つ予定。具体的な数字云々より、60試合のシーズンを故障なく最後まで完走し、来季の本格復活につなげたい。

■筒香嘉智(レイズ)
今季のノルマ:10本塁打&OPS.830以上

 現地の各種成績予測システムでは打率.250前後、7~8本塁打、OPS.760~.800を予想する声。だが、日本のファンとしては当然それ以上の数字を期待したい。“合格ライン”は10本塁打、OPS.830以上といったところか。DHをメインにレフトや三塁でも出番がありそうで、毎日の打順と守備位置の確認はファンのみならず本人も楽しみなところだろう。
 
■秋山翔吾(レッズ)
今季のノルマ:.350前後の出塁率で1番定着

 ここ数年、1番打者の低出塁率が課題だったレッズにとって、待望久しいヒットメイカーとなるか。最も好意的な成績予測では打率2割7分台、出塁率は3割5分前後。特に出塁率でこの水準をクリアできれば、昨季リーグ12位だった得点力も自ずと高まるに違いない。6年連続負け越しから一気に地区優勝を狙うレッズにとっても重要なキーマンだ。

■ダルビッシュ有(カブス)
今季のノルマ:サイ・ヤング賞級の成績

 昨季前半戦は不振に苦しみ、自身の存在意義を自問する時期もあったが、後半戦は118奪三振で7四球と出色の出来。この投球を継続できれば、日本人投手では史上初のサイ・ヤング賞獲得も現実味を帯びてくる。地元紙も「カブスが必要とするエースはユウでなければならない」と期待は高い。スプリッターと2シームの中間である新球『スプリーム』の効果と正式名称(募集中)にも注目?
 

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