いよいよ23日（現地時間）、メジャーリーグが幕を開ける。60試合という異例のレギュラーシーズンとあって、現地メディアは数々の展望記事を寄稿しているが、やはり二刀流として復活する大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）の注目度は抜群に高いようだ。

　カナダ最大のスポーツメディア『スポーツネット』は23日、｢MLBのアウォード＆プレーオフ予想：ショートシーズンで異彩を放つ選手は誰か｣と題し、４人のライターにアンケートを実施した。そして、｢最も観るのが楽しみな選手は？｣の質問において、２人のライターが「オオタニ」と回答している。

　その一人、シー・ダビディ記者は「162試合のシーズンがなくなったとはいえ、投打両面でオオタニはビデオゲームのような成績を残す可能性がある」と称賛。また、ジェフ・ブレアー記者も「二刀流をどう起用していくのかが、本当に興味をそそられる。もしエンジェルスが優勝争いをするなら、オオタニの起用法はとても面白くなるはず」と、二刀流の運用面を理由に挙げた。
  　そしてアウォード予想では、また別の記者、アーデン・ズェリン氏が大谷をMVPに選出。その理由は明かされてはいないものの、MVP予想に名前が上がること自体に、大谷の評価の高さがうかがえる。

　トミー・ジョン手術からの本格復帰１年目とあって、大谷もエンジェルスも手探りの部分が多いだろう。しかし大谷の才能を持ってすれば、とんでもないプレーを披露しつつ、素晴らしい成績を残すのではないか──。そういう期待感は、日本だけでなく世界中の野球ファンの共通見解と言えるかもしれない。

構成●SLUGGER編集部

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