７月24日（現地時間）、筒香嘉智（レイズ）がメジャーデビュー戦でいきなり本塁打を放つ鮮烈デビューを見せた。

　本拠地トロピカーナ・フィールドで行われているブルージェイズとの開幕戦で、筒香は３番・サードで出場した。相手先発は昨年、ナ・リーグの最優秀防御率のタイトルを獲得した韓国出身のリュ・ヒョンジン。第１打席は２球目のスライダーを打ってセカンドゴロ、４回の第２打席はカウント２ボール２ストライクからすっぽ抜けたチェンジアップが当たって死球で出塁した。

　そして１対６で迎えた５回裏、２死一塁で打席に立つと、フルカウントから投じた外角の４シームを一閃。打球はセンター左に飛び込んだ。ベースを一周した筒香は、ダグアウト前でチームメイトのウィリー・アダメズと互いにお辞儀をするパフォーマンスを見せた。
  　メジャーデビュー戦で本塁打を放った日本人メジャーリーガーは松井稼頭央（メッツ／04年）、城島健司（マリナーズ／06年）、福留孝介（カブス／08年）、前田健太（ドジャース／16年）に次いで史上５人目となる。

　ちなみに筒香と同じく今季からMLBに参戦した秋山翔吾（レッズ）は、開幕戦の６回に代打で出場し、メジャー初安打となるセンター前タイムリーを放っている。

構成●SLUGGER編集部