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MLB

大谷翔平の“炎上劇”は元阪神助っ人以来16年ぶりの珍事。今日は3三振を喫し、指揮官も「不振」を認める

SLUGGER編集部

2020.07.28

投打で連日出場した大谷だが、結果は残せなかった。(C)Getty Images

投打で連日出場した大谷だが、結果は残せなかった。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の2本の“刀”は、2日続けて相手を切り倒すことはできなかった。

 7月26日現地時間、大谷は2018年10月に受けたトミー・ジョン手術以降で初となる、実に693日ぶりのマウンドに上がった。しかし結果は大炎上。初回、先頭打者にヒットを許すと、2者連続フォアボールで満塁。そして4番に押し出し四球を献上し、5~6番にタイムリーを浴びて降板した。30球を投げてストライク15球、1死も取れずに3安打3四球5失点。

 果たしてこの“炎上劇”は、かなりレアな記録でもあった。『CBSスポーツ』によると、1死も取れずに3四球3安打を許した投手は2004年のライアン・ボーグルソン以来、16年ぶりのこと。ア・リーグに限ると、1988年のブレイク・ステイン以来22年ぶりの珍記録だったという。

 大谷の前に派手に炎上したボーグルソンは、2007~08年に阪神、09年にオリックスでプレーしたあのボーグルソン。投手としては日本であまり活躍できなかったが、川上憲伸と石川雅規というエースからホームランを放つなど、打撃でインパクトを残した“二刀流”でもあった。
 
 炎上劇から一夜明け、本日27日には渡米後初となる登板翌日に打者で出場。しかし、初回に空振り三振を喫すると、計3三振で4打数無安打。2日連続で投打二刀流で結果を残すことはできず、ジョー・マッドン監督も 「オオタニは不振? イエス。打席でも調整しなければならない」と大谷の現況を報告した。

 特にピッチングは顕著だが、大谷のコンディションが上がっていないのは誰の目にも明かだ。シーズン60試合という“短期決戦”の中で、投打の調整・適応ができるのか。1登板、1打席、1球すべてが大谷にとっては大事になってくる。

構成●SLUGGER編集部

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