中日の大野雄大が9月14日の阪神戦で、プロ野球史上81人目、92回目のノーヒット・ノーランを達成した。9月6日に千賀滉大(ソフトバンク)がロッテ戦で記録してからわずか8日後に、再び大記録が生まれた。
同じ月に複数の投手が達成するのは1985年6月4日の郭泰源(西武)、同9日の田中幸雄(日本ハム)以来34年ぶり。中日の投手では2013年6月28日のDeNA戦で山井大介が達成して以来12人目、ナゴヤドームでは山本昌が06年に記録して以来2度目となる。
この日の大野雄は、1回から5回までは完全投球。左腕対策としてクリーンアップに右打者を並べた阪神打線を封じ込めた。6回一死からショートの京田陽太のエラーで初めて走者を背負い、盗塁で二塁へ進まれたが無失点で切り抜ける。続く7回には一死から四球を与えたが、こちらも後続を断った。 迎えた9回二死、阪神の近本光司が放った打球はサードへの強烈なライナーだったが、高橋周平がつかんで試合終了。126球を投げて9つの三振を奪い、12個の内野ゴロを積み上げた。記録達成の瞬間、歓喜のジャンプを繰り返した大野雄はヒーローインタビューで「めちゃくちゃ喜んじゃいました。ちょっとやりすぎかとしれないですけれど、一生に1回達成できるかどうかのものですし」と語った。
かつては侍ジャパンに選ばれたこともある大野雄だが、昨年は6登板で0勝3敗、防御率8.56と大不振に苦しんだ。捲土重来を期した今季は開幕からローテーションに定着し、前回登板まで8勝8敗、防御率2.74と好成績を残していた。
「信じられない気分です。(9回に)ファンの皆さんの大野コールがあったんで狙おうと頑張りました。満員のナゴヤドームのお客さんの前で達成できて最高です」
竜のエースが完全復活を遂げた。
構成●スラッガー編集部
同じ月に複数の投手が達成するのは1985年6月4日の郭泰源(西武)、同9日の田中幸雄(日本ハム)以来34年ぶり。中日の投手では2013年6月28日のDeNA戦で山井大介が達成して以来12人目、ナゴヤドームでは山本昌が06年に記録して以来2度目となる。
この日の大野雄は、1回から5回までは完全投球。左腕対策としてクリーンアップに右打者を並べた阪神打線を封じ込めた。6回一死からショートの京田陽太のエラーで初めて走者を背負い、盗塁で二塁へ進まれたが無失点で切り抜ける。続く7回には一死から四球を与えたが、こちらも後続を断った。 迎えた9回二死、阪神の近本光司が放った打球はサードへの強烈なライナーだったが、高橋周平がつかんで試合終了。126球を投げて9つの三振を奪い、12個の内野ゴロを積み上げた。記録達成の瞬間、歓喜のジャンプを繰り返した大野雄はヒーローインタビューで「めちゃくちゃ喜んじゃいました。ちょっとやりすぎかとしれないですけれど、一生に1回達成できるかどうかのものですし」と語った。
かつては侍ジャパンに選ばれたこともある大野雄だが、昨年は6登板で0勝3敗、防御率8.56と大不振に苦しんだ。捲土重来を期した今季は開幕からローテーションに定着し、前回登板まで8勝8敗、防御率2.74と好成績を残していた。
「信じられない気分です。(9回に)ファンの皆さんの大野コールがあったんで狙おうと頑張りました。満員のナゴヤドームのお客さんの前で達成できて最高です」
竜のエースが完全復活を遂げた。
構成●スラッガー編集部