ミネソタ・ツインズの前田健太が現地時間24日、敵地でのクリーブランド・インディアンス戦に先発。5回5安打1失点、1四球7奪三振の粘投で無傷の4勝目を手にした。開幕から無敗で4勝以上を挙げているのは、この日の前田を含めてシェーン・ビーバー(インディアンス/5勝0敗)、マックス・フリード(アトランタ・ブレーブス/4勝0敗)の2人しかいない。
ノーヒットノーランまで3死アウトに迫った前回登板の再現は、初回先頭打者で早くも崩れた。1回裏、前田は1番のセザー・ヘルナンデスに3球目の甘く入ったスライダーを捉えられ、先制の先頭打者本塁打を許してしまう。初回に失点するのは今季6登板で初のことだった。さらに2死からヒットを許すなど、明らかに好調とはほど遠い姿がそこにあった。
2回にも先頭打者にヒットを打たれ、3回には先頭打者アーチを浴びたヘルナンデスに二塁打を許す苦しい展開。しかし、前田はここ数年に自信を深めるチェンジアップを軸として立て直していく。3回1死二塁の場面、迎えるは2017~18年に2年連続MVP投票3位に入った強打者、ホゼ・ラミレスをチェンジアップで三振。3番のフランシスコ・リンドーアには粘られた末に四球を与えるも、4番のカルロス・サンタナはスライダー2球で追い込むと、決め球チェンジアップで三球三振に仕留めてピンチを脱したのだった。
4回は前の回から3者連続三振に打ち取ったが、ヒットと失策で2死一、二塁と一転、勝ち越しを許す展開に。しかしこれに動じず無失点に抑え、続く5回はこの日初めて三者凡退と、良い流れを作った中でマウンドを降りた。すると6回、主砲ミゲル・サノーに2ランが飛び出して勝ち越しに成功。前田に勝利投手の権利が転がってくると、これまで前田の勝ちを2回消してしまったリリーフ陣がどうにかリードを守り切り、ツインズは3対2で地区最大のライバルを下したのだった。
前田は今季2登板目にもインディアンスを6回1安打無失点に抑えており、その投球は地区優勝争いの趨勢を占うものになるかもしれない。今季は6先発で4勝0敗、防御率2.21、奪三振率9.82、与四球率1.72と安定感抜群のピッチングを披露している。ツインズの新エースとして、前田のピッチングへの注目度は日に日に増すばかりである。
構成●SLUGGER編集部
ノーヒットノーランまで3死アウトに迫った前回登板の再現は、初回先頭打者で早くも崩れた。1回裏、前田は1番のセザー・ヘルナンデスに3球目の甘く入ったスライダーを捉えられ、先制の先頭打者本塁打を許してしまう。初回に失点するのは今季6登板で初のことだった。さらに2死からヒットを許すなど、明らかに好調とはほど遠い姿がそこにあった。
2回にも先頭打者にヒットを打たれ、3回には先頭打者アーチを浴びたヘルナンデスに二塁打を許す苦しい展開。しかし、前田はここ数年に自信を深めるチェンジアップを軸として立て直していく。3回1死二塁の場面、迎えるは2017~18年に2年連続MVP投票3位に入った強打者、ホゼ・ラミレスをチェンジアップで三振。3番のフランシスコ・リンドーアには粘られた末に四球を与えるも、4番のカルロス・サンタナはスライダー2球で追い込むと、決め球チェンジアップで三球三振に仕留めてピンチを脱したのだった。
4回は前の回から3者連続三振に打ち取ったが、ヒットと失策で2死一、二塁と一転、勝ち越しを許す展開に。しかしこれに動じず無失点に抑え、続く5回はこの日初めて三者凡退と、良い流れを作った中でマウンドを降りた。すると6回、主砲ミゲル・サノーに2ランが飛び出して勝ち越しに成功。前田に勝利投手の権利が転がってくると、これまで前田の勝ちを2回消してしまったリリーフ陣がどうにかリードを守り切り、ツインズは3対2で地区最大のライバルを下したのだった。
前田は今季2登板目にもインディアンスを6回1安打無失点に抑えており、その投球は地区優勝争いの趨勢を占うものになるかもしれない。今季は6先発で4勝0敗、防御率2.21、奪三振率9.82、与四球率1.72と安定感抜群のピッチングを披露している。ツインズの新エースとして、前田のピッチングへの注目度は日に日に増すばかりである。
構成●SLUGGER編集部