ロッテ６－３西武／ZOZOマリン／10月3日
　
　ロッテが６勝12敗と相性の悪い西武に逆転勝ちした。
　
　試合の前半は西武ペース。２回表に５番栗山巧のソロで先制すると、５回には９番木村文紀の２ランで追加点を挙げる。投手陣も、先発にリリーバーのギャレットを起用する奇策が実り、小川龍也、平井克典とつないで５回まで無失点に抑えた。
　
　６回裏ロッテが反撃。無死一、二塁のチャンスを作ると打席には６番福田秀平が入る。西武の四番手・宮川哲の落ちる球にうまく反応し右翼席へ運び、同点に追いつく。
　
　さらに７回裏、一死二、三塁から４番安田。防御率１点台を誇る西武のリリーフエース森脇亮介から放った打球は強烈なライナーで右中間席へ。試合を決める逆転３ランとなった。
  　ヒーローインタビューに上がった安田は、「秀平さん（福田）に『ひるんだら負けやぞ』と言われていたので、気持ちで負けないように打席に入った」と振り返った。４番としての抱負をたずねられると、「震える場面もたくさんあるが、頼れる先輩方がたくさんいらっしゃるので、気負わずに頑張っていきたい」と話した。

　安田が本塁打を打った試合はこれで６戦無敗。「先輩方が引っ張ってくれて、自分もやりやすい」と謙遜したが、その勝負強さは目を見張るものがある。10年ぶりの日本一を狙うチームの今後は、若き主砲の打撃にかかっていると言っても言い過ぎではないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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