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【本日のプレーオフ】アストロズが3連敗からの3連勝で逆王手!ブレーブス対ドジャースは“ウィル・スミス対決”で逆転弾が飛び出す

SLUGGER編集部

2020.10.17

ウィル・スミス(右)の逆転3ランでドジャースが勝利。しかもこれはブレーブスの投手ウィル・スミスから打ったものだった。(C)Getty Images

▼ア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦(ペトコ・パーク)
アストロズ(3勝) 7-4 レイズ(3勝)

 第1戦と同じくアストロズはフランバー・バルデス、レイズはブレイク・スネルの先発で始まった試合は、双方とも初回3者凡退の立ち上がり。だが2回、レイズは5番ブランドン・ラウがヒットで出塁の後、7番ウィリー・アダメスがバルデスの96マイルを左中間にはじき返してまず1点を先制した。

 しかし、中盤以降は完全にアストロズのペース。4回まで2安打無失点の好投を続けていたスネルが、5回先頭から2人の走者を出して無死1、2二塁となってしまう。ここでレイズはスネルをあきらめ、プレーオフここまで無失点のディエゴ・カスティーヨをマウンドに送るも、マーティン・マルドナードの犠打で1死一、二塁とされ、続くジョージ・スプリンガーが絶妙な流し打ちでレフトへの2点タイムリーヒットを放って逆転。さらにホゼ・アルトゥーベとカルロス・コレアにもタイムリーが出て、この回一挙4得点。6・7回にも計3点を入れてレイズを突き放す。レイズは8回にマニュエル・マーゴの2ランが出るも反撃届かず、アストロズが3連勝。まさかの逆王手で決着は明日の第7戦へ持ち越しに。なお、筒香嘉智(レイズ)は9回に代打で登場してプレーオフ2本目のヒットを放った。
 
▼ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦(グローブライフ・フィールド)
ドジャース(2勝) 7-3 ブレーブス(3勝)

 昨日王手をかけられて崖っぷちのドジャースは、先発のダスティン・メイが初回と2回に1点ずつ取られて先行を許すが、3回からは継投に入ってリリーフ陣がその後は1失点と好投。4回にはコリー・シーガーのホームランで1点を返し、さらに6回にはムーキー・ベッツが三塁への内野安打、マックス・マンシーが四球でしぶとく出塁し、2死一、二塁の好機を作る。一打逆転の場面で打席に立ったのは、若手捕手のウィル・スミス。一方ブレーブスはこの回から4番手にリリーバーのウィル・スミスをマウンドに送っており、試合のターニングポイントがくしくも"同姓同名対決"となった。

 注目の対決は、まずは2球連続ストライクで投手のスミスが先行したものの、その後は3つ続けてボール。そしてフルカウントからの6球目、インローに投じられた94マイルの速球を、バッターのスミスがフルスウィング。打球は美しいアーチを描いて左翼席に飛び込み、逆転3ランとなった。さらに7回にもコリー・シーガーの2ランなどで3点を追加して突き放し、シリーズ2勝目を挙げた。
 
構成●SLUGGER編集部

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