1988年
ラルフ・ブライアント(中日)⇒近鉄(金銭)
近鉄 +125.6/中日 -125.6
ラルフ・ブライアント 近鉄 打率.261、259本塁打、641打点 125.6
2・3位に続いて、またしても星野仙一が関わったトレードである。1987年に中日の新監督に就任した星野は、ロサンゼルス・ドジャースと個人的な親交があったことから同球団の施設があるベロビーチでキャンプを張ったり、中日の選手を野球留学させたりした。のちにエースになる山本昌広もその一人だ。
88年には、ドジャースから新外国人選手としてブライアントも入団させた。前年はメジャーで46試合に出場していたブライアントは、3Aでの通算302試合で50本塁打を放っていた長距離砲。まだ26歳の若さも魅力だった。
しかし、当時は外国人選手の一軍登録は2人までしか認められていなかった。中日には抑えの切り札である台湾出身の郭源治と、主力打者のゲーリー・レーシッチがいたため、ブライアントは第三の外国人として二軍にとどめ置かれた。
ところが6月、近鉄の主砲リチャード・デービスが大麻不法所持で逮捕され、即解雇となる事件が起きた。リーグ4位の打率.303を記録していた強打者の代役として、近鉄は二軍で26試合に出て打率.275、6本塁打、19打点だったブライアントの金銭トレードを申し入れた。
ラルフ・ブライアント(中日)⇒近鉄(金銭)
近鉄 +125.6/中日 -125.6
ラルフ・ブライアント 近鉄 打率.261、259本塁打、641打点 125.6
2・3位に続いて、またしても星野仙一が関わったトレードである。1987年に中日の新監督に就任した星野は、ロサンゼルス・ドジャースと個人的な親交があったことから同球団の施設があるベロビーチでキャンプを張ったり、中日の選手を野球留学させたりした。のちにエースになる山本昌広もその一人だ。
88年には、ドジャースから新外国人選手としてブライアントも入団させた。前年はメジャーで46試合に出場していたブライアントは、3Aでの通算302試合で50本塁打を放っていた長距離砲。まだ26歳の若さも魅力だった。
しかし、当時は外国人選手の一軍登録は2人までしか認められていなかった。中日には抑えの切り札である台湾出身の郭源治と、主力打者のゲーリー・レーシッチがいたため、ブライアントは第三の外国人として二軍にとどめ置かれた。
ところが6月、近鉄の主砲リチャード・デービスが大麻不法所持で逮捕され、即解雇となる事件が起きた。リーグ4位の打率.303を記録していた強打者の代役として、近鉄は二軍で26試合に出て打率.275、6本塁打、19打点だったブライアントの金銭トレードを申し入れた。