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「両打ちのパワーをもたらす」元オールスター選手、ジャスティン・スモークの巨人獲得調査を現地メディアはどう報じた? 性格の良さも◎

THE DIGEST編集部

2020.12.30

元球宴選手のスモークが巨人入りとの報道。パワーの良さはもちろん、人格面の評価も高い。(C)Getty Images

元球宴選手のスモークが巨人入りとの報道。パワーの良さはもちろん、人格面の評価も高い。(C)Getty Images

 巨人に“メジャーの大物”が新たに加わることになりそうだ。

 スポーツ専門局『ESPN』のジャフ・パッサンは現地時間29日、自身のツイッターにて、「ベテラン一塁手のジャスティン・スモークが読売ジャイアンツと契約間近である。契約額は600万ドル(約6億3000万円)~700万ドル(約7億3500万円)と見られる」と報じた。

 現在34歳のスモークは、2008年ドラフト1巡目(全体11位)でテキサス・レンジャーズに入団。スイッチヒッターの強打者かつ好守を備え、有望株時代には通算409本塁打&ゴールドグラブ5回のマーク・テシェーラのような選手になると期待されていた。しかし、時折活躍するものの長続きせず、評価が落ちていた中で、トロント・ブルージェイズ時代の2017年に突如覚醒。前半戦に23本塁打、OPS.936と大活躍してオールスター初選出を受けた。

 そこから3年連続20本塁打を記録したものの、ミルウォーキー・ブルワーズに移籍した今季は打率.186、5本塁打と低迷してシーズン途中にロースター外。拾われたサンフランシスコ・ジャイアンツでも6打数無安打のままFAとなっていた中で、急転直下、日本行きが決まったというわけである。
 
 元々の期待値が高かったプロスペクトだっただけに、スモークの日本球界“挑戦”を複数のメディアも報じている。

 スポーツ総合サイト『ザ・スコア』は、「ジャスティン・スモークは最低600万ドルが保証されて読売ジャイアンツと契約間近」と題して記事を寄稿。「38度目のペナントを手にしながら福岡ソフトバンクとの日本シリーズでスウィープ負け(4連敗)を喫した読売に、スモークは両打ちのパワーをもたらしてくれる」と、巨人獲得のメリットを挙げた。また、カナダのスポーツメディア『TSN』は「トロントのファンに愛された男」と評し、スモークの日本行きを“応援”していた。

 今季は低調だったスモークだが、2017年のような輝きを日本でも見せられれば、大きなプラスになることは間違いない。そして何より、人柄の良さはどのチームに行っても評価されるところであり、昨年まで所属していたブルージェイズの若手たちから“兄貴”のように慕われていた。巨人が獲得に乗り出したのも、素行の良さを考慮してのものかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
 
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