【2019ドラフトのテーマ】
・エースの資質を持つ本格派獲得で投手王国建設へ
・荻野、角中の後を継ぐ外野のレギュラー候補獲得
今シーズンは最後までCS進出を争ったものの、2ゲーム差で楽天に届かなかった。本拠地ZOZOマリン・スタジアムにホームランラグーンを設置した効果もあって、前年は78本だった本塁打数は158本と2倍以上に増加。一方、そのあおりで投手陣もリーグ最多の143本を打たれ、規定投球回/2ケタ勝利も皆無だった。
そう考えると、1位では即効性を求めて森下暢仁(明治大)を指名したくなるところで、もちろんそれでも全然悪くはない。だが、エース候補に成長した種市篤暉を筆頭に二木康太、岩下大輝ら25歳以下の高卒投手が着実に育っていることを考慮すると、奥川恭伸(星陵高)、佐々木朗希(大船渡高)ら超高校級にも魅力を感じる。ちなみに、もし高校生投手の1位指名が実現すれば、2005~07年の分離ドラフト時代を除くと、03年の内竜也以来16年ぶりとなる。
投手陣は、年齢的なバランスは取れているものの、今季のストレートの平均球速が12球団ワーストというデータもある。特に左腕は小島和哉、土肥星也、中村稔弥と技巧派が多く、二軍で成長している成田翔も力で封じ込めるタイプではないので本格派も欲しい。
1位で意中の選手が取れなかった場合は、宮城大弥(興南高)を指名しても面白い。また高校ビッグ4の一角と呼ばれながら本領発揮といかなかった及川雅貴(横浜高)は、千葉出身で元ロッテジュニア。左の本格派は育てるのが難しいのも確かだが、ポテンシャルの高さに期待して指名する価値はある。
野手では、現在のレギュラー外野陣である荻野貴司、角中勝也、清田育宏が全員32歳以上で、20代後半の加藤翔平や岡大海も彼らを脅かす存在になりきれていない。後釜候補として、昨年のドラフトで高卒の藤原恭大と山口航輝を指名したが、そのすぐ上の年齢層は育成の和田康士朗を除くと26歳の菅野剛士と三家和真だけ。20代前半はすっぽり抜け落ちている。
ここを埋めるのにちょうど良いのが大学生外野手だ。宇草孔基(法政大)や加藤雅樹(早稲田大)、榎スカウトの高校の後輩にあたる高部瑛斗(国士舘大)あたりを中位で抑えておきたい。
・エースの資質を持つ本格派獲得で投手王国建設へ
・荻野、角中の後を継ぐ外野のレギュラー候補獲得
今シーズンは最後までCS進出を争ったものの、2ゲーム差で楽天に届かなかった。本拠地ZOZOマリン・スタジアムにホームランラグーンを設置した効果もあって、前年は78本だった本塁打数は158本と2倍以上に増加。一方、そのあおりで投手陣もリーグ最多の143本を打たれ、規定投球回/2ケタ勝利も皆無だった。
そう考えると、1位では即効性を求めて森下暢仁(明治大)を指名したくなるところで、もちろんそれでも全然悪くはない。だが、エース候補に成長した種市篤暉を筆頭に二木康太、岩下大輝ら25歳以下の高卒投手が着実に育っていることを考慮すると、奥川恭伸(星陵高)、佐々木朗希(大船渡高)ら超高校級にも魅力を感じる。ちなみに、もし高校生投手の1位指名が実現すれば、2005~07年の分離ドラフト時代を除くと、03年の内竜也以来16年ぶりとなる。
投手陣は、年齢的なバランスは取れているものの、今季のストレートの平均球速が12球団ワーストというデータもある。特に左腕は小島和哉、土肥星也、中村稔弥と技巧派が多く、二軍で成長している成田翔も力で封じ込めるタイプではないので本格派も欲しい。
1位で意中の選手が取れなかった場合は、宮城大弥(興南高)を指名しても面白い。また高校ビッグ4の一角と呼ばれながら本領発揮といかなかった及川雅貴(横浜高)は、千葉出身で元ロッテジュニア。左の本格派は育てるのが難しいのも確かだが、ポテンシャルの高さに期待して指名する価値はある。
野手では、現在のレギュラー外野陣である荻野貴司、角中勝也、清田育宏が全員32歳以上で、20代後半の加藤翔平や岡大海も彼らを脅かす存在になりきれていない。後釜候補として、昨年のドラフトで高卒の藤原恭大と山口航輝を指名したが、そのすぐ上の年齢層は育成の和田康士朗を除くと26歳の菅野剛士と三家和真だけ。20代前半はすっぽり抜け落ちている。
ここを埋めるのにちょうど良いのが大学生外野手だ。宇草孔基(法政大)や加藤雅樹(早稲田大)、榎スカウトの高校の後輩にあたる高部瑛斗(国士舘大)あたりを中位で抑えておきたい。