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プロ野球

今年の「即戦力」候補は? 奥川恭伸は1年目からローテーション入りも。森下暢仁は2ケタ勝利を期待できる【ドラフト候補タイプ別診断】

2019.10.13

力と技を兼ね備え、高校生離れした完成度を誇る奥川(左)。過度な期待は禁物だが、1年目から一軍で活躍できるとの声も納得できる。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

力と技を兼ね備え、高校生離れした完成度を誇る奥川(左)。過度な期待は禁物だが、1年目から一軍で活躍できるとの声も納得できる。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

 いよいよ今月17日に迫ったプロ野球のドラフト会議。今年も多くの選手に注目が集まっているが、『THE DIGEST』ではテーマ別に有力候補を紹介していく。今回のテーマは、「即戦力」だ。

 今年の候補の中でNo.1の即戦力といえば、やはり森下暢仁(明治大)になるだろう。コンスタントに150kmを超えるストレートと多彩な変化球を、コーナーと低めに集めることができるピッチングは安定感十分。春のリーグ戦、全日本大学野球選手権、日米大学野球、秋のリーグ戦と休む間もない日程でも結果を残し続けているのは、見事という他ない。1年目からローテーションに定着して2ケタ勝利も期待できる。
 
 投手では河野竜生(JFE東日本)宮川哲(東芝)吉田大喜(日本体育大)奥川恭伸(星稜高)も即戦力候補だ。河野は高校時代からまとまりがあるのが持ち味だったが、社会人の3年間で見違えるようにストレートが力強くなった。先発として試合を作れる左腕として貴重な存在だ。

 宮川は先発だと中盤につかまることが多いだけに、リリーフで使いたい。短いイニングなら150kmを超えるストレートとカットボールで打者を圧倒でき、セットアップとしても期待できるだろう。吉田は安定感が光る右腕。大学の先輩である松本航(西武)に似た下半身の強さを生かしたフォームが特徴で、コーナーを丁寧に突くことができる。鋭く落ちるフォークという決め球があるのも心強い。

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