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高校野球

【センバツ出場校OBチェック】北海道&東北編:現役OBの大半が西武に在籍する北海高。仙台育英は15年夏に平沢、郡司らを擁して決勝へ進出

筒居一孝(SLUGGER編集部)

2021.03.19

仙台育英時代の平沢。3年生だった15年夏の甲子園では3本塁打を放ち、チームの準優勝に貢献した。写真:産経新聞社

仙台育英時代の平沢。3年生だった15年夏の甲子園では3本塁打を放ち、チームの準優勝に貢献した。写真:産経新聞社

 3月19日から、第93回選抜高校野球大会が開幕する。今大会出場校のOBで、現在もプロ野球界で活躍する選手たちを紹介していこう。今回は北海道・東北ブロックから出場する3校だ。

▼北海高(北海道/10年ぶり13度目)
鍵谷陽平(巨人)/川越誠司(西武)/戸川大輔(西武)/佐藤龍世(西武)/阪口皓亮(DeNA)/大窪士夢(西武)

 大正時代から甲子園出場を果たしてきた古豪で、前身の北海中時代を合わせれば、その回数は50回を誇る。2016年夏の甲子園では決勝まで進出。1970年代に2度首位打者を獲得したヤクルトの“小さな大打者”・若松勉も北海高の出身である。現役選手は6人いるが、うち4人が西武。甲子園出場経験があるのは鍵谷と川越、阪口の3人だ。鍵谷は3年夏に出場したが、1回戦で東邦高に14安打12失点と打ち込まれて敗退。川越は11年のセンバツでは1回戦の創志学園高戦で決勝本塁打を放つなど活躍するも、3回戦で敗退となり、同年夏はまたも1回戦で退場した。阪口もチームが決勝まで進んだ16年はベンチ入りできず、エースとして出場した17年夏の甲子園はやはり初戦敗退だった。
 
▼仙台育英高(宮城/2年連続14度目)
松原聖弥(巨人)/馬場皐輔(阪神)/熊谷敬宥(阪神)/上林誠知(ソフトバンク)/梅津晃大(中日)/平沢大河(ロッテ)/郡司裕也(中日)/西巻賢二(ロッテ)

 東北随一の甲子園常連校。優勝経験はないが、決勝進出は3度ある。現役OB8人のうち、松原以外の全員が甲子園に出場し、いずれもベスト16に入った経験がある。馬場、熊谷、上林の3人は95年生まれの同期生だが、この世代は13年センバツのベスト8が最高。近年最も惜しいところまでいったのが、97年生まれの平沢、郡司と、2学年下の西巻が中心となった15年夏。準決勝では清宮幸太郎(現日本ハム)のいた早稲田実業を倒し、決勝では小笠原慎之介(現中日)と吉田凌(現オリックス)のダブルエースを擁する東海大相模高と死闘を演じた末に惜しくも敗れた。

●柴田(宮城/初出場)
現役選手:なし
 
 宮城県柴田郡にある県立高校で、春夏通じて甲子園出場は初。そのためか現役OB選手は不在だが、過去にプロ野球選手がいなかったわけではない。盗塁王を2度獲得し、さらに驚異の守備範囲から“小坂ゾーン”の異名も取った遊撃手の小坂誠(元ロッテほか)がいる。また、昨年まで楽天に在籍していた投手の熊原健人も柴田高の出身だ。

文●筒居一孝(SLUGGER編集部)

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