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「球史で100年間ないことだった…」HRリーグトップタイとなった大谷翔平は“神様”ベーブ・ルースにも並ぶ!?

THE DIGEST編集部

2021.04.26

野球の神様として万人に知られているベーブ・ルース(右)と同じ二刀流に挑んでいる大谷翔平(左)には熱視線が送られている。(C) Getty Images

野球の神様として万人に知られているベーブ・ルース(右)と同じ二刀流に挑んでいる大谷翔平(左)には熱視線が送られている。(C) Getty Images

 ハーラートップタイに並ぶ一発は、文字通り値千金だった。

 現地時間4月25日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地で行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。5打数1安打1打点、2試合連続となる第7号ホームランを放ってチームも4-2で勝利した。

 エンジェルスが同点に追いつかれた直後の8回表、先頭打者としてアストロズ2番手のルイス・ガルシアと対峙した大谷は、カウント0-1からのストレートを強振。本人が「いい感じに上がってくれた」と語った打球は、センター方向へとぐんぐん伸びていった。

 同地区で優勝を争うアストロズからのスイープを阻止した大谷。今季7号は、ネルソン・クルーズやフェルナンド・タティスJr.、ロナルド・アクーニャJr.、J.D.マルティネスらと並んで両リーグトップタイだ。

 いまやリーグ屈指のホームランアーチストたちと肩を並べる大谷には、“MLBの偉人”を越えてほしいという声も小さくない。ロサンゼルスの広報マネージャーを務めるマット・バーチ氏は、こう指摘している。

【動画】大谷がメジャートップに並ぶ第7号HR! 2試合連続の豪快アーチはこちらをチェック
「ショウヘイ・オオタニは月曜日の試合に登板する。先発投手がホームラン王争いをリードするのは、球史でほぼ100年ないことだった。ベーブ・ルースは1921年6月13日のデトロイト戦に登板したとき、19本でリーグトップに君臨していた」

“野球の神様”として球史にその名を刻んでいるルースもまた二刀流のキャリアを歩んだレジェンド。いまや大谷は、そんな偉人とも比較される存在となっているのだ。

 ちなみに1921年シーズンのルースの最終的なスタッツは、バッティングでは出場152試合でホームラン59本(リーグトップ)、打点168(リーグトップ)、打率.378(リーグ4位)と、もはや異次元とも言えるハイアベレージをマーク。一方でピッチングでは26試合に登板して2勝0敗と目立った戦績は残せていない。

 多士済々の現代野球において、大谷が投打でタイトルホルダーとなるのは、非現実的とも言える。だが、それを期待してしまうのは、彼が持つ特大のポテンシャルがゆえだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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