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大谷翔平、“神様”ベーブ・ルース以来100年ぶりの快挙達成も、初回に4失点と苦しい立ち上がりに

THE DIGEST編集部

2021.04.27

“100年ぶり”の快挙でマウンドに向かった大谷。「2番・投手」の初回は苦しい立ち上がりになっている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間4月26日、敵地で行われたテキサス・レンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場。第1打席に四球で出塁して先制のホームを踏んだが、いきなり4失点と苦しいマウンドになっている。

 メジャー100年ぶりの快挙を成し遂げてのマウンドとなった。前日のヒューストン・アストロズ戦で、大谷はメジャートップに並ぶ今季7号アーチを放った。両リーグ本塁打1位の選手が、翌日に先発登板するのは1921年のベーブ・ルース以来、100年ぶりの快挙だった。
 
 果たして初回の第1打席、大谷は前回の登板でも顔を合わせたジョーダン・ライルズから四球で出塁すると、マイク・トラウトのヒットで二塁へ。2死後、ジャレッド・ウォルシュも続いて右翼のジョーイ・ギャロとの勝負となったが、大谷は自慢の快足を飛ばして先制のホームを踏んだのだった。

 そしてその裏のマウンド。大谷は先頭打者をシフトが裏目に出るぼてぼてのゴロで出塁を許してしまう。2番はアウトに打ち取ったものの、ギャロに四球、そして4番のネイト・ロウにはカウントを整えた甘い変化球を完璧に捉えられて逆転の3ランを浴びてしまう。大谷は今季3登板目で初の被弾となった。

 さらに5番にも四球、後続は死球と課題の制球面が安定しない。暴投で進んだ走者は犠牲フライで返されて4失点。最後は三振でどうにか初回を終えたが、29球を投げてストライク11球と苦しいマウンドになっている。

構成●THE DIGEST編集部