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MLB

大谷翔平、チームトップの4盗塁!再び"野球の神様"以来100年ぶりの快挙達成

THE DIGEST編集部

2021.05.02

快音は響かなかったが、この日は足でさすがの活躍を見せた。(C)Getty Images

快音は響かなかったが、この日は足でさすがの活躍を見せた。(C)Getty Images

 またも歴史にその名を刻んだ。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月1日、敵地で行なわれたシアトル・マリナーズ戦に「2番・DH」で先発。5打席に立ってヒットは出なかったものの、初回に9球粘って四球で出塁してすかさず盗塁を決めるなど、存在感は発揮した。

 レコードブックを掘り起こしたのは、初回の盗塁だ。
 
 大谷が決めた今季4個目の盗塁は何とチームトップ。チーム全体で8個だから、その半分を占めている事実も凄いが、実はこの4盗塁目は“野球の神様”以来の快挙だったという。

 大谷は今季ピッチャーとして3先発しているが、球団広報のマット・ビリッチ氏によると、4盗塁以上&3先発以上を複数シーズンで記録した選手は大谷とベーブ・ルースの2人しかいない“偉業”だったというのだ。大谷はメジャー1年目の2018年に10盗塁&10先発しており、今季がこれで2度目。そしてルースは、1918年に6盗塁&19先発、翌19年に7盗塁&15先発を記録。二刀流としてさすがの成績を残していたようだ。

「さすがに記録が細かすぎる!」という声もあるかもしれないが、野球は記録のスポーツと呼ばれるように、過去へのリスペクトのもとに成り立っている。大谷が投打で活躍しなければ、”神様”の忘れ去られた記録は埃がかぶったままだったわけだ。過去の記録を呼び起こしてくれる大谷の活躍には、今後も大きな注目が寄せられるだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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