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「まさにユニコーンだ」大谷翔平、俊足飛ばした“センター前2塁打“に地元メディア驚愕!「異次元のスピード」

THE DIGEST編集部

2021.05.04

特大の9号アーチだけでなく、その俊足でも魅せた大谷に対する賛辞が止まない。(C)Getty Images

 日本が誇る二刀流が、再び足でメジャーを驚かせた。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月3日、タンパベイ・レイズ戦に先発出場。もともと先発投手として臨むはずの一戦だったが、前日のマリナーズ戦で右肘へ死球を受けた影響で、登板は回避した。

 それでも「2番・DH」で出場すると、第1打席でいきなり内野手を強襲する当たりを放ち、ボールがセンター前を点々とする間に2塁まで到達。6回の第3打席には、メジャートップに並ぶ特大の9号2ランを放った。チームは3−7で敗れたが、投は無理でも走と打で大きく貢献した。

 相手のわずかな隙を突き、長い足であっという間に二塁を陥れた快速ぶりには、地元メディアも驚きを隠せない。

 スポーツメディア『BLEACHER NATION』は、「確かにボールはマウンドで奇妙にはねて、ショートも弾いた。でも、そんなに遠くまでは弾いてはいなかった。ユニコーンだ。まさにユニコーンだ」と興奮気味に伝えている。
 
 また大谷のスピードはデータからも明らかなようで、同記事は大谷の叩き出した秒速29フィート(秒速約8.9メートル。時速にすると約32キロ)という速度が、今季のMLBで16位に入ることを紹介。

「彼の信じられない才能は、異次元のスピードだ。オオタニを見て、必ずしも一番速い選手の一人だとは思わないかもしれないが、彼はその一人なのだ!16位は、例えばスピードで有名なロナルド・アクーニャJr.と同じだ」

 またMLB公式も、大谷の足がメジャー屈指であることを伝えている。

「ぶつけられた後なので予定通りの先発登板はなかったが、それがこの二刀流スターのショータイムを阻むことはなかった。スプリントスピード秒速29フィートは彼のシーズン平均と一致するが、それはMLBの選手平均よりも2フィート(約0.6メートル)速い」

 大谷の走力は、今季特に際立っている。すでに盗塁成功数はチームトップの6回を数え、2日のマリナーズ戦では死球を受けた直後に2盗、さらに続けて3盗を決めてみせた。投打の二刀流にとどまらず、連日足でもファンを魅了している。

 ついに真の姿を現した怪物の俊足には、今後も要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】まさに「異次元のスピード」。センター前の当たりを2塁打にした大谷翔平の快速をチェック!
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