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大谷翔平、2打席連続タイムリー二塁打で“世界王者”を粉砕! エンジェルスはついに泥沼の連敗を食い止める

THE DIGEST編集部

2021.05.08

2本のツーベースを放ち、連敗ストップに貢献した大谷。ドジャースを相手に存在感を示した。(C)Getty Images

 現地時間5月6日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたロサンゼルス・ドジャース戦に「2番・DH」で先発出場。5打数2安打2打点と好成績を残して、チームの9-2での勝利に貢献した。

 昨季のワールドチャンピオンを迎え撃つ形で、"フリーウェイシリーズ"に臨んだエンジェルス。初回の攻撃は相手の先発左腕フリオ・ウリアスの小気味いいピッチングにあっさりと封じ込まれる。大谷もボール球を振らされて三球三振に終わった。

 試合は2回に動く。表の攻撃でドジャースが1点を先行した直後に、エンジェルスもジャスティン・アップトンとタイラー・ウォードのソロホームランで逆転。さらに2死2、3塁のチャンスでデビッド・フレッチャーの2点タイムリーヒットで3点差とした。

 直後に第2打席に立った大谷はウリアスのカーブを打たされて凡退に終わったが、エンジェルスは先発のグリフィン・キャニングが踏ん張る。ドジャース打線の打ち損じにも救われて5回までを無失点で切り抜けた。

 メジャー2年目右腕の好投に"あの男"も応える。5回裏1死1塁で大谷がカウント0-2から94マイル(約151キロ)の速球を捉えると、当たりは決して痛烈ではなかったが、レフトの頭上を破るタイムリーツーベースヒットとなった。

【動画】好投手ウリアスを捉えた猛打! 大谷のタイムリーツーベースはこちら
 6回裏にエンジェルスは2点を追加。なおも2死2塁の好機で第4打席を迎えた大谷は、相手2番手ジョー・ケリーと対峙し、カウント2-2から外角への速球を泳がされながらも片手でライト後方へと運んで、2打席連続のタイムリーツーベースを放った。

 続くマイク・トラウトのタイムリースリーベースの間に大谷が帰還して8点差。課題だったリリーフ陣も強打のドジャース打線をピシャリと締めて反撃を許さない。

 8回裏に2死無塁で5打席目に立った大谷は、ルーキー右腕のエドウィン・ウセタとマッチアップ。しかし、ここはカウント1-2から投じられた内角高めへの速球を打たされ、ショートフライに終わった。

 最終回にムーキー・ベッツにソロホームランを浴びたものの、投打がかみ合って"ライバル"に快勝したエンジェルス。なんとか泥沼の連敗を「5」で食い止めた。

構成●THE DIGEST編集部
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