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MLB

「まるでディマジオだ!」大谷翔平の188キロ弾に見た超レジェンドとの類似点! エンジェルスOBが“変化球打ち”を絶賛

THE DIGEST編集部

2021.05.26

得点の絶好機で期待に応えてみせた大谷。その打撃は往年のスターを彷彿とさせる一振りだった。(C)Getty Images

得点の絶好機で期待に応えてみせた大谷。その打撃は往年のスターを彷彿とさせる一振りだった。(C)Getty Images

 まさにミサイルのごとき勢いでスタンドに飛び込んだ。

 現地時間5月25日、本拠地で開催されたテキサス・レンジャーズ戦に「2番・DH」で先発した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が魅せたのは、4回裏に迎えた第3打席だ。
【動画】永久不滅の記録保持者ディマジオ級!? 大谷翔平の弾丸ライナー本塁打はこちら

 2死1、3塁のチャンスで打席に立った26歳。相手の2番手ブレット・デ・ジウスにフルカウントまで粘ると、指揮官ジョー・マッドンが「とにかく集中していたのを感じた」と唸るほどの研ぎ澄まされたオーラを放つ。そして、内角へと投じられた7球目だ。89.4マイル(約143.9キロ)のカットボールを振り抜くと、117マイル(約188.3キロ)という驚異的なスピードでかっ飛ばし、ライトスタンドに突き刺さした。

 エンジェルス・ファンが熱狂し、現地メディアの記者たちをも脱帽した鮮烈な一発に、レジェンドOBも賛辞を惜しまない。試合中継を担った地元放送局『Bally Sports WEST』でゲスト解説を務めた元エンジェルスの内野手で、6度の球宴出場を誇るボビー・グリッチは、「まるでジョー・ディマジオのような打ち方だ」と褒めちぎった。
 
「いまのオオタニは、スタンスを広く取っているのがいい。足を上げることさえしない。体重をしっかり後ろに乗せ、前足を固定する感覚で、腰を回転させるんだ。足を上げないのは、変化球に対するベストの打ち方なんだよ」

 ジョー・ディマジオといえば、ニューヨーク・ヤンキースで活躍した伝説の大打者である。彼が1941年に達成した56試合連続安打は、いまだ誰にも破られていない「永久不滅のメジャー記録」だ。

 現役時代には、それぞれ2度の首位打者と本塁打王に輝いたディマジオ。そんな偉大なスラッガーと大谷を比較したグリッチは、「このオオタニの打ち方は、本当にディマジオみたいだ。彼も偉大な変化球打ちのバッターだったからね」と語気を強め、内角へ食い込むボールを巧みに打ち返したサムライ戦士を絶賛した。

 メジャー史に残る偉人たちと比較される機会も多くなった大谷。その注目度は、日々高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部
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