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大谷の“危険球”に激昂したマーク・カナは日本食をこよなく愛する球界屈指の美食家<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2021.05.29

元々死球が多いことで知られるカナ。今季はすでに11個を数える。(C)Getty Images

元々死球が多いことで知られるカナ。今季はすでに11個を数える。(C)Getty Images

 現地時間5月28日のアスレティックス戦で先発した大谷翔平(エンジェルス)が、乱闘寸前の騒ぎに巻き込まれた。

“事件”を起きたのは3回裏だ。アスレティックスの1番・マーク・カナへの93.3マイルが内角を大きく外れて頭付近へ。すると、これに激昂したカナがマウンドの大谷へ向かって大声で「Come on, Sho!」と一喝し、止めに入ったカート・スズキとも激しく口論。一時は両軍がダグアウトから飛び出し、場内は騒然とした雰囲気になった。

 結局、乱闘に発展することなく試合再開。中断している間も笑みを浮かべるなど冷静そのものだった大谷は、最後は98マイルの内角速球でカナを空振り三振に仕留めた。

 両者は6回裏に“再戦”。大谷は余計な力が入ったのか、またも速球が抜けてカナの背中に当たって本当に死球となってしまう。今度こそ大乱闘か……と思いきや、カナは笑みを浮かべながら一塁へ向かうと、ジェスチャーで謝罪の意を評した大谷にも笑顔で応じていて、感情的なしこりはなさそうだ。
 
 大谷の投球が故意ではないことはカナも承知しているはずだが、前日までにリーグ最多の10死球を受けていたこともあり、イライラが募っていたのかもしれない。

 思わぬところで名を馳せることになったカナだが、実は球界一の美食家という顔も持っている。遠征先ではを探し、インスタグラムの投稿は大半が食べ物の写真だ。

 2019年の日本開幕シリーズで来日した際は「本業」と同じくらいグルメめぐりにも精を出し、銀座の寿司幸本店や赤坂の懐石料理・白坂を来訪。特に好きな食べ物は寿司とのことで、念願だった寿司幸でのひとときを「一生忘れられない食事」だったと振り返っている。

 高級グルメを楽しんだかと思えば、一蘭のラーメンや道で売っている鯛焼きにもトライするなど、心から日本食を堪能していたカナ。決して悪い人間ではないことは、日本のファンにも知っておいてほしい。

構成●SLUGGER編集部

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