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「とんでもないことになる…」エンジェルス解説陣が“打者天国”での大谷の球宴ホームラン・ダービー出場にお墨付き

THE DIGEST編集部

2021.05.29

開幕から投打二刀流で活躍を続ける大谷。このままならオールスター選出は確実だ。(C)Getty Images

開幕から投打二刀流で活躍を続ける大谷。このままならオールスター選出は確実だ。(C)Getty Images

 投打二刀流で衝撃的な活躍を続けている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)。開幕から約2か月が経過した今、現地アメリカでは真夏の祭典オールスター・ゲーム出場への期待が日増しに高まっている。

 現地時間5月27日のオークランド・アスレティックス戦、4回に大谷が打席に入った時、エンジェルスのアナウンサーと解説陣の間で興味深い会話が繰り広げられていた。

 口火を切ったのはエンジェルスの専属アナウンサーを務めるマット・バスガージアン。対戦相手アスレティックスの先発投手クリス・バシットが大谷を「MVP候補の1番手」と評したことを紹介しつつ、「シーズン最初の2か月に関して、そう考えられない人がいるとは正直言って思えません」と語った。

 続けて、「エンジェルスに限らず、ショーヘイほどチームにとって価値が高い選手は他にいません」と主張すると、メジャー通算132勝を挙げた解説者のマーク・グビツァも「マウンドであれほど支配的な投球を見せて、打席では(リーグ最多の)29本も長打を打つなんて不可能だ」と同調した。
 続けてバスガージアンは「少し答えにくい質問かもしれませんが」と前置きした上で、グビザともう一人の解説者であるホゼ・モタに「7月にデンバーで行われるオールスターのホームラン・ダービーに大谷が出場することを支持しますか?」と問いかけると、2人は「もちろん」「100%だ」と即答。

 モタは「彼は世界中の野球ファンにとってのアトラクションだ」と主張した上で、「(高地にあり、打球がよく飛ぶことで知られる)デンバーで彼が本来のパワーを発揮したら……とんでもないことになるよ」と語った。一方のグビザも「私が監督なら、(オールスターで)彼を1番・投手で使うね」と話すと、「数年前に(デンバーの)クアーズ・フィールドで大谷の打撃練習を見たが、それまで見た中で最も信じられない光景だった」と続けた。

 グビザが言う通り、メジャー1年目の18年5月、大谷はクアーズ・フィールドでの打撃練習で右中間上段席へ推定飛距離約160mとも言われる特大弾を打ち込み、多くのアメリカ人記者を驚かせた「実績」がある。

 現状の好調を維持すれば、オールスター選出は確実。その上でホームラン・ダービーにも出場となれば、日米のファンは大谷の姿にくぎ付けになるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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