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MLB

「オオタニの力を無駄にしている」苦境が続くエンジェルスに米放送局が辛辣採点!「もはや救いようがない…」

THE DIGEST編集部

2021.05.31

二刀流で異彩を放つ大谷だが、チーム状況は苦しいまま…。西地区でも下位に沈んでいる。(C)Getty Images

二刀流で異彩を放つ大谷だが、チーム状況は苦しいまま…。西地区でも下位に沈んでいる。(C)Getty Images

 大谷翔平の所属するロサンゼルス・エンジェルスは、開幕およそ2か月が経った現時点で下位に低迷。目指していた7年ぶりの地区優勝はおろか、プレーオフ進出にも赤信号が点滅する危機的な状況にある。
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 そんな古豪の現状を厳しく断じたのは、米放送局『CBS Sports』だ。開幕前の期待値も考慮した独自の通信簿を掲載した同メディアは、アメリカン・リーグ西地区で首位オークランド・アスレティックスから7ゲーム差の5位に甘んじるエンジェルスに「F」という最低タイ評価を下した。

 エンジェルスは全く戦力が揃っていないわけではない。とりわけ攻撃陣は、二刀流で好調を維持する大谷をはじめ、主砲のマイク・トラウト、2019年のナショナル・リーグ打点王であるアンソニー・レンドーンなど実力派のスラッガーが居並んでいる。

 にもかかわらず、“借金生活”を余儀なくされている。このエンジェルスの苦境を『CBS Sports』は辛辣に評した。

「単にマイク・トラウトの全盛期を無駄にするだけでなく、彼らは今、歴史的に信じられない二刀流で、最高のシーズンを送っているショウヘイ・オオタニの力をも無駄にしようとしている」
 
 また、同メディアは、30球団で最下位(現地時間5月29日時点)の防御率5.13の投手陣についても「なんたる冗談だ」と一喝している。

「もちろん、主軸であったトラウトとレンドーンが怪我し、離脱したのは、酌量の余地を与える要因ではある。だが、投手陣(当然、オオタニを除いて)は、もはや容認できないほどに救いようがない」

 投打がかみ合わず、チームとして上昇気流に乗り切れていないエンジェルス。大谷が傑出したパフォーマンスを見せているなかで、なんとか改善を図りたいところだが、一向にその兆しが見えていない。仮にこのままいけば、プレーオフ進出どころか最下位でシーズンを終える可能性もありえそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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