MLB

「センスは非の打ち所がない」大谷翔平“低反発球”にお構いなし!米放送局が開幕2か月の活躍を高評価「流れ星のように…」

THE DIGEST編集部

2021.06.03

“二刀流”として全世界の注目を集めている背番号17。ここまで順調に成績を残している。(C)Getty Images

 メジャー開幕から2か月が経過し、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、"二刀流"で本領を発揮し続けている。

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 低反発のボールに変更された今季、メジャーでは極端な投高打低が顕著だ。『Elias Sports Bureau』によると、開幕からの平均打率は.236で、史上最低を記録した1968年以降、最低の数字を叩き出しているという。

 しかし大谷はボールの変化にお構いなのようだ。打者として50試合に出場し、15本塁打(ア・リーグ3位)、40打点、OPS(出塁率+長打率).927を記録。投げては36.1イニング、防御率2.72、WHIP1.24、50奪三振、26四球と好成績を収めている。

 持ち前のポテンシャルを遺憾なく発揮する26歳について、米放送局『ESPN』は、今季の"二刀流"の活躍ぶりを表す数値に注目。大谷がバットの真芯で捉えた回数が「時速98マイル(約157.7キロ)以上を27回」と多士済々の打者の中でトップである点を「彼のバッティングのセンスは非の打ち所がない」と称賛した。

 そして「投手・大谷」として、球を真芯で捉えられたのは、「わずか3回。30イニング以上投げている投手で最小」であり、同メディアは「完璧なスイング(真芯)で当てられたのは、4%で4番目に良い率だ」とピッチャーとしての力も高評価している。
 
 好調の大谷を称えた『ESPN』は、二刀流の大先輩で"野球の神様"とも称されるベーブ・ルースが残した言葉を紹介している。

「通常のローテーションで登板し、他の全ての試合で他のポジションでプレーするという、そのペースを毎年維持出来るなんて思わない」

 同メディアは、「ルースの言うことは正しい。オオタニの活躍は流れ星のようで、一時的な驚異だ。ソクラテスも『美は長くは続かない専制だ』と言っていた。私たちはその瞬間を楽しむためにいる」と伝えている。

 これまでも良い意味で、ファンの期待を上回ってきた。偉大なベーブ・ルースの予想を越える活躍はあるだろうか。底知れぬ26歳の勢いに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部 

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