史上初の“球宴二刀流”へ期待が高まっている。

　現地時間７月４日、オールスター・ゲームの選手間投票と監督推薦の結果が発表され、ファン投票のア・リーグDH部門で断トツ１位だった大谷翔平（エンジェルス）は先発投手としても選出。１選手が投打の複数ポジションで選ばれるオールスター史上初の快挙となった。

　実際に二刀流として起用されるかは未定だが、その背中を押すのがエンジェルスのジョー・マッドン監督だ。DH部門での選出が決まった１日には、「投打の出場に賛成だよ。おそらく１イニングしか投げないし、１打席しか立たないだろう」としたうえで、「（二刀流を）みんなが見たがっている。これは野球界にとってもいいことだ」と語っていた。
  　そして、先発投手での選出が決まった今回も大谷への称賛を止めない。「この男はホームラン・ダービーに参加して投打で活躍する。こんなことは今まで決して起こらなかったよ」と今までを振り返り、「この時ばかりは……野球ファン以外の人も関心を持ち、夢中になってくれるのではないだろうか」と期待を寄せている。

　ここまで怒涛の快進撃を見せ続けている大谷。はたして初出場となる球宴では、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。13日（日本時間14日）の活躍がいまから楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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