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「“史上最強”の男が救う!」元阪神オ・スンファンが“コロナ禍スキャンダル”に揺れる韓国代表に緊急招集

THE DIGEST編集部

2021.07.17

重みのある直球を武器に韓国球界の絶対的守護神となったオ・スンファン。スキャンダルに揺れる代表の危機に立ちあがった。(C)Getty Images

重みのある直球を武器に韓国球界の絶対的守護神となったオ・スンファン。スキャンダルに揺れる代表の危機に立ちあがった。(C)Getty Images

 緊急事態に陥った母国代表チームを救えるか。

 7月17日、韓国野球委員会(KBO)は元阪神タイガースのクローザー、オ・スンファンを東京五輪の韓国代表メンバーに招集したと発表した。
【動画】WBCでも異彩を放ったオ・スンファンの『石直球』! 韓国ファン熱狂のハイライトはこちら

 開幕まで11日と迫ったなかでの大ベテランの招集は異例だ。その発端は予期せぬスキャンダルにあった。今月13日に28歳の先発候補だったハン・ヒョンヒら複数球団の選手が、宿舎としているホテルに知人女性ら外部の人間を入れて、飲酒をしていたことが発覚したのだ。

 これが韓国政府による新型コロナウイルスの防疫対策に違反しただけでなく、濃厚接触者が関係者に複数いたことから、KBOリーグも中断する大問題へと発展していた。

 チームの根幹を揺るがす事態に波紋は広がるばかり。そこでKBOが白羽の矢を立てたのが、国際経験も豊富な38歳だった。
 
 2014年に阪神タイガースに在籍したオ・スンファンは、“石直球”と言われた球威のあるストレートを武器に2年連続セーブ王に輝くなど、通算80セーブをあげる活躍で虎党たちからも愛された。

 2016年からはメジャーリーグに挑戦して、セントルイス・カーディナルス、トロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズでプレー。昨年からは古巣のサムスンに復帰し、今年4月には韓国プロ野球界で前人未到となる通算300セーブを達成していた。

 日米韓で444セーブをあげたレジェンドの緊急招集は、韓国メディアでも小さくない話題となっている。全国紙『朝鮮日報』は「“クッパンワン(ラスボスや史上最強の男の意味)”が、スキャンダルに揺れる韓国のために加わった」と伝えた。

「ハン・ヒョンヒが遠征で飲酒の違反を犯して離脱。その代役に据えられたのは経験豊富なオ・スンファンだった。彼は2008年の北京五輪で2試合に登板して1勝1セーブ、防御率は驚きの0.00という戦績で、韓国野球界史上初の金メダル獲得に貢献した。若い選手が多い今回の代表では、その経験を活かし、大きな役割を担うと期待される」

 来る東京五輪では、稲葉ジャパンの最大のライバルと目される韓国。日本球界も熟知する剛腕クローザーの加入は、周囲の風当たりが強まる彼らの救いとなるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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